スウェーデン国内でエムポックスの感染が確認

スウェーデン国内でエムポックスの感染が確認された、との情報をまとめました。

問1 エムポックスとは何ですか?

  • エムポックスウイルスによる感染症で、ヒトと動物が感染します。
    感染から通常7~14日(短い場合5日、長い場合21日のこともある)の潜伏期間(感染してから症状があらわれるまでの期間)の後、典型的には発疹、発熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。多くは2~4週間ほど症状が続いた後自然に回復しますが、稀に重症化することがあります。

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問2 エムポックスウイルスとは何ですか?

  • エムポックスウイルスは、オルソポックスウイルス属に分類されるDNAウイルスです。オルソポックスウイルス属にはそのほかに天然痘(痘そう)ウイルスなどが含まれますが、エムポックスウイルスと天然痘ウイルスは別のウイルスです。

スウェーデン国内でエムポックスの感染が確認されました

スウェーデンの大使館からの情報は以下の通りです。

1 スウェーデン公衆衛生庁によると、8月15日、スウェーデンでウイルス感染症エムポックス(クレード1型)への感染例が確認されました。アフリカ以外では初めての感染例とされています。

2 感染者は、アフリカ滞在中に感染したとされ、現在国内で治療を受けています。同庁は、このケースがスウェーデン全体の感染リスクに与える影響は非常に低いと評価していますが、今後も今回と同様に国外から持ち込まれる個別の事例が発生する可能性があります。

3 日本外務省からも、エムポックスに関する広域情報が発出されていますので、スウェーデンに渡航・滞在中の皆様におかれましては、引き続き最新情報の収集に心がけてください。
なお、エムポックスの予防法としては、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行うことが推奨されています。

【参考】
●外務省海外安全ホームページ
・エムポックスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C032.html
・感染症広域情報:エムポックスに関する注意喚起(「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の宣言)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C033.html
●スウェーデン公衆衛生庁ホームページ
https://www.folkhalsomyndigheten.se/the-public-health-agency-of-sweden/communicable-disease-control/disease-information-about-mpox/

まとめ

スウェーデン国内でエムポックスの感染が確認された、との情報をまとめました。

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