山本由伸投手（27歳、MLBロサンゼルス・ドジャース所属）は、2025年12月11日、来年3月開催の第6回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への出場を決断したことが、米球界関係者への取材で明らかになりました。2023年大会では日本代表「侍ジャパン」の先発エースとして3試合に登板（防御率1.59、奪三振率12.7/K/9）と圧巻のパフォーマンスで世界制覇に貢献した山本ですが、MLB移籍後の2024-25年シーズンでドジャースの先発ローテーションを担い、ワールドシリーズ2連覇（2025年で3勝を挙げ、2001年のランディ・ジョンソン以来の快挙）を果たした疲労蓄積が懸念されていました。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は12月上旬のウィンターミーティングで「山本の出場は難しく、休養優先」と慎重姿勢を示していましたが、本人の強い意向と球団の最終尊重により出場が決定。佐々木朗希投手（24歳）については、故障歴（2025年シーズンで肘痛離脱）を考慮し、ドジャースが不参加を強く推奨したため欠場が濃厚です。一方、大谷翔平選手（31歳）は打者専念で出場表明済みで、山本との「ドジャース日本人コンビ」再結成が話題に。韓国メディアでは「日本弱体化のグッドニュース」との皮肉めいた反応も見られますが、日本ファンからは「鉄人由伸の覚悟に感動」「侍ジャパンの投手陣が豪華に」との声がX上で爆発。WBCは3月6日開幕（日本開催の一部試合含む）で、山本は中0日（連投）対応のスタミナを活かした先発起用が予想され、侍ジャパン新監督・井端弘和氏の戦略的柱となります。この決定は、MLB球団の選手保護トレンドと国際大会の魅力の狭間で、グローバル野球のジレンマを象徴するニュースです。
山本由伸投手は、2025年MLBレギュラーシーズンでドジャースのエースとして28先発、180イニングを投げ抜き、ナ・リーグ最多勝と最多奪三振の二冠王を獲得。ポストシーズンではワールドシリーズ3勝（防御率0.89）でMVP級の活躍を披露し、日本人投手として史上初の快挙を成し遂げました。以下は主な成績（レギュラー＋ポストシーズン合算）。
| 項目 | 成績 | リーグ順位/ハイライト |
|---|---|---|
| 登板数 | 28先発 | 投球回数リーグ1位（180IP） |
| 勝利数 | 18勝5敗 | ナ・リーグ最多勝 |
| 防御率 | 2.14 | リーグ3位（ゴールドグラブ級） |
| 奪三振数 | 212 | リーグ最多（K/9 10.6） |
| WHIP | 0.92 | リーグ2位 |
| 被安打 | 128 | 四球45、被本塁打12 |
これらの数字は、NPB時代（通算70勝29敗、防御率1.82）の「精密機械」をMLBで進化させた証で、WBCでの再現が期待されます。
山本由伸投手は、2026年1月下旬に日本へ帰国し、侍ジャパン合宿（2月上旬、神宮球場）で調整開始。WBCは3月6日開幕（東京ドームで日本戦複数）で、山本は開幕投手候補。ドジャースは「中0日対応可能」との条件付きで出場を承認しており、準々決勝以降（米国ラウンド、3月18日〜）でのフル稼働を想定。大会終了後、4月上旬にドジャースへ合流し、MLB開幕ローテ（4月4日予定）で先発復帰が濃厚。個人としては、2026年シーズンでサイ・ヤング賞（最優秀投手）初受賞とWBC連覇二冠を狙い、本人は「侍のユニフォームを再び着るのが夢。ドジャースの連覇を支える体力をWBCで証明したい」とコメント。オフは肘のメンテナンスとスプリットの改良に注力し、年俸アップ（現在推定3,000万ドル）も見込まれます。侍ジャパン全体では、山本の参加で投手陣（大谷、吉田輝星ら）が強化され、韓国・メキシコ戦での投手リレー戦略が鍵。X上では「由伸出場で日本優勝確定！」との盛り上がりで、チケット争奪戦が予想されます。