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2017衆議院選挙開票結果速報での自民党と公明党は?結果の分析

更新日:

2017年10月22日第48回衆議院選挙が施行されました。
事前の予想では自民党と公明党が過半数の233議席どころか、300議席を超えるであろうというのが各メディアの事前調査の結果でした。

10月23日午前5時30分現在の段階の速報を見てみましょう。

この段階で判明している議席数は460で、判明していない議席数は5議席のみという状況です。なお、これらの情報は朝日デジタルの情報を参照しております。

2017衆議院選挙開票結果速報での自民党と公明党は?野党は?結果の分析をまとめてみました。

2017衆議院選挙開票結果速報。自民党の結果は?

23日午前4時現在の情報
比例区では217人の当選が確定
小選挙区では66人の当選が確定
今現在283議席獲得確定という状況です。

2017衆議院選挙開票結果速報。公明党の結果は?

23日午前4時現在の情報
比例区では21人の当選確定
小選挙区では8人の当選確定
今現在29人が議席獲得確定という状況です。

これで、自民党と公明党を合わせて現在のところ、312人の当選が確定という状況です。

これは、衆議院議員数の3分の2にあたる310人をすでに超えております。

この議席数は、絶対安定多数議席数と呼ばれております。
これは以下の理由があります。憲法改正の発議を両院本会議が3分の2以上の賛成で可決した場合に、国会が憲法改正発議を国民に提案したものとされます。また、秘密会の開催の決議、国会議員の除名の決議(出席議員数3分の2以上の賛成)や参議院で否決された法案を衆議院で再び可決するために必要な議席数でもあります。

与党議席数が改選後に310議席以上に達するのかが今回の選挙の焦点のひとつとなっておりましたが、それがクリアーされました。

2017衆議院選挙開票結果速報。野党の結果は?

立憲民主党 54人の当選が確定
希望の党 49人の当選が確定
共産党 12人の当選が確定
維新の会 9人の当選が確定
社民党 1人の当選が確定

以上、5野党合わせて125人という状況です。

2017衆議院選挙開票結果速報。その他の党は

無所属与党が1人、無所属野党が22人の当選が確定しております。

現在の時点で判明していない残り5議席は、小選挙区から2人、比例区から3人となっております。

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2017衆議院選挙開票結果速報。注目の議員の結果は?

希望の党の若狭勝氏は落選です。また、自民党、金子恵美氏は落選、無所属、嘉田由紀子(前滋賀知事)は落選しました。

2017衆議院選挙開票結果速報。結果の分析

今回の選挙は、衆議院解散に伴う、安倍晋三内閣の政策や政治運営への国民の信を問うのが目的の選挙でした。争点となっていたのは、北朝鮮への対応について、そして、生産性革命」「人づくり革命」「保育・教育の無償化」などの重点的な問題とそれらへのこれからの財政支出、その財源としての消費税の来年の10%への増税、でした。

この3分の2以上の議席の獲得ということで、安倍首相の解散、総選挙の思惑は完全に達成されたと評価していいでしょう。

一方、野党は民進党が分裂しましたが、目新しい希望の党や立憲民主党による、反安倍政権勢力が躍進して国会で対峙するという雰囲気を作り、長期安倍政権に疑問を感じている有権者浮遊層の支持を得る、という思惑がありました。

が、しかし、野党としての真摯な政策論争がなく、また、魅力的な新しい政策の提示もできませんでした。そして結果として、国民への政治的な責任を任せられる政党という印象を有権者に抱かせることに全ての野党が失敗しました。

さらに選挙戦が進むに連れて、小池氏率いる希望の党の支持率も急落しました。そして選挙結果も選挙前の各メディアの調査結果とほぼ同じものとなりました。

結局、野党連合は、今後の国会運営において、国民の安倍内閣への支持を認めざるをえない状況におかれることになりました。

まとめ

衆議院選挙2017年、残り5議席を残した段階での460議席の速票の結果では、与党が311議席以上を獲得するという勝利に終わりました。今後の安倍内閣の政権運営には大きな追い風となる模様です。

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