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はしかの潜伏期間と症状、世界で患者数が増えている理由について

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日本で今、はしか、麻疹の患者発生が問題になっています。
ところで、世界での状況はどうなっているでしょうか。
はしかの潜伏期間と症状、そして世界のはしか患者数が増加している理由についてまとめました。

はしか麻疹の潜伏期間と症状について

はしかは非常に感染力が強いウイルスの伝染病です。
潜伏期間は10日から12日です。

典型的な麻しんの症状は、
1)発熱、
2)全身性発しん、
3)咳、鼻水、目の充血などの粘膜症状(かぜ症状)
これらが揃ったものを指します。

感染の約10~12日間の潜伏期間の後に、38℃程度の発熱やかぜ症状がはじまります。そして、2~4日発熱が続いたあと、39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。
発しんの出現する前後1~2日には、口の中のほほの粘膜に、小さな白色の斑点が観察されることがあります。これをコプリック斑と呼びます。

この病気にかかっている間は、全身の免疫力が低下します。
そのため、肺炎、中耳炎、他に、下痢、肺炎、失明どを合併することがあります。
さらに、麻疹ウイルスによる脳炎を発症することもあります。

これらの合併症がなければ、主な症状は7~10日で回復します。しかしながら、免疫力の回復には1か月程度を要します。
その期間は他の感染症にかかる危険度が高い状態です。

そして、、場合によっては死に至る恐れもある。WHOによれば、はしかは依然として「幼い子どもの主要な死因の一つ」とされています。

出典
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/measles/measlesqa/mashinqa1/

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世界のはしか患者数が増加している理由

世界のはしか患者数が増加している理由は何なのか、まとめました。

はしかは1960年代から使用されている「安全かつ有効な」ワクチンの2回接種で容易に予防できるのにも関わらず、患者数が増えています。

WHOによると、はしか患者数は2016年までは着実に減少していたが、2017年以降に急増しています。

貧困国や周縁地域、紛争国などではワクチンを入手できないことがその理由です。
しかし、そういった地域以外でも急増しているのです。
欧州や他の富裕地域では、はしかワクチンに関する誤った情報が原因のひとつと考えられています。

かつて、ワクチン投与と自閉症と関連付ける論文が発表され、それをいまだに信じている人たちがいます。その論文はすでに医学的根拠に欠けるため撤回されています。

世界中に、いわゆる「反ワクチン」運動をする反社会的勢力があり、その主張を盲目的に信じる人たちが一定数いて、この情報が支持者らによってソーシャルメディアなどで拡散されるという事態となっています。これがはしかの再流行に関連しているとされています。

すなわち、現在の患者数増加は、予防手段がないから起きているのではないのです。すでにワクチンという確立されたはしかの予防方法はあるのですが、反社会的な反ワクチン主義者とその信奉者によって、一部の人口において、ワクチン接種が行われていないことがこの増加の背景にあります。

http://www.afpbb.com/articles/-/3211275
 

まとめ

はしかの潜伏期間と症状、そして世界のはしか患者数が増加している理由についてまとめました。

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