日本保守党の2025年活動まとめ総括
2025年は、日本保守党(代表:百田尚樹氏、事務総長:有本香氏)にとって国政政党としての基盤強化の年となりました。2024年の衆院選で3議席獲得・政党要件を満たした勢いを活かし、参院選に初挑戦。比例区で2議席を獲得し、衆参両院で議席を持つ安定した地位を築きました。一方で、党内分裂や訴訟トラブルが目立ち、党イメージに影を落とす一年でした。
主な活動と成果
- 参院選(7月投開票): 初挑戦で比例区2議席獲得(例: 北村晴男氏など)。選挙区でも複数擁立し、保守層の支持を集めました。公約は食品消費税ゼロ、減税推進、再エネ賦課金廃止、移民政策是正、台湾関係法制定など。
- 地方選挙: 尼崎市議選などで当選者を出しました。東京都議選にも候補擁立。
- 党運営: 11月に結党後初の党大会開催。次期衆院選で10議席目標を掲げ、大都市(東京・大阪・福岡)攻略を強調。12月には定例記者会見で歳出見直しやエネルギー政策を主張。
- 政策発信: 戦後80年談話発表、核抑止力検討、外国人労働者受け入れ是正など保守色強い主張を継続。有本氏のメディア出演(NHK日曜討論など)で存在感を示しました。
- 組織強化: 新支部設立、支部長人事など。政党交付金受給開始。
課題とトラブル
- 党内分裂: 共同代表の河村たかし氏が10月に離党(党運営対立、百田氏への告訴も)。竹上裕子氏も離党し、事実上分裂。新会派「減税保守こども」結成。減税日本との特別友党関係も解消。
- 訴訟問題: 元候補者・飯山陽氏関連で複数名誉毀損訴訟(ゴーストライター発言など)。12月に百田氏の提訴が棄却され完全敗訴。他にも近藤倫子氏などに対する訴訟がSLAPP批判を招きました。
- 支持率: NHK調査などで低迷(0.4%前後)。内紛の影響大。
全体として、選挙での議席増は成功ですが、内部分裂と訴訟が党の信頼を損ないました。保守層の受け皿として一定の支持を維持しつつ、運営の安定化が課題となりました。
今後の展望(2026年以降)
- 次期衆院選: 10議席目標を掲げ、比例・小選挙区での拡大を目指します。大都市攻略と候補者擁立が鍵。地方選挙(統一地方選など)でも勢力拡大を。
- 政策実現: 減税・移民是正・安全保障強化を優先。核抑止力保有検討や台湾支援法制定など、独自路線で差別化。
- 課題克服: 内紛収束が最優先。河村氏離党後の党勢回復、訴訟リスク低減が必要。支持率低迷を打破するため、メディア活用や草の根活動強化を。
- 可能性: 保守層の不満(自民党離れ)を吸収できれば躍進の余地あり。一方、内部分裂が続けば埋没リスクも。2026年は党の成熟度が試される年になりそうです。
日本保守党は「日本を豊かに、強く」を掲げ、伝統・減税・安全保障で独自性を発揮。トラブルを乗り越え、保守勢力の新たな選択肢となるか注目です! 🇯🇵✨ メリークリスマス!
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