結論から言うと、カレーを冷凍してもウェルシュ菌は死滅しません。 [1]
多くの食中毒菌と同様に、ウェルシュ菌は冷凍環境(マイナス15℃以下)になると活動を休止して眠るだけで、解凍されて温度が上がると再び活動や増殖を始めます。 [1]
⚠️ ウェルシュ菌が厄介な2つの理由
- 加熱しても死なない(100℃でも耐える殻を持つ)
ウェルシュ菌は熱のダメージを受けると「芽胞(がほう)」という非常に硬い殻に閉じこもります。この殻は100℃で1〜6時間加熱しても死なないため、食べる直前に普通に温め直すだけでは死滅させられません。 [1, 2, 3, 4] - 空気(酸素)が大嫌い
カレーの大鍋の底のような「酸素がない環境」を好みます。鍋のまま常温放置して、45℃前後にゆっくり冷めていく過程で爆発的に増殖します。 [1, 2]
🛡️ カレーを安全に冷凍・保存するための3原則
ウェルシュ菌対策の基本は「殺菌」ではなく、「菌を増やさない(増殖する隙を与えない)」ことです。 [1, 2]
- ① 鍋ごと放置せず、小分けにして急速に冷ます
カレーを作り終えたら、平たい保存容器やジッパー付き保存袋に小分けにし、底を氷水や保冷剤で冷やすなどして一気に温度を下げてから冷凍庫(または冷蔵庫)に入れます。ぬるい温度の時間を極力短くするのが最大の防御です。 [1, 2, 3] - ② 解凍・再加熱は「よくかき混ぜながら全体をグツグツ」
食べる際は、鍋に移して底から空気を含ませるようにしっかりとかき混ぜながら、全体がフツフツと沸騰するまで十分に加熱してください。空気に触れさせながら均一に加熱することで、菌の活動を抑えられます。 [1, 2, 3] - ③ 冷凍でも早めに食べる
冷凍したからといって過信は禁物です。家庭の冷凍庫であれば、味の劣化や安全性を考慮して1週間〜最長でも3週間以内 には食べ切るようにしましょう。 [1, 2, 3]
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