2025年11月6日、MLB（メジャーリーグ・ベースボール）はナショナルリーグ（NL）のシルバースラッガー賞（Sスラッガー賞）受賞者を発表し、ロサンゼルス・ドジャースの二刀流スター、大谷翔平選手がDH（指名打者）部門で選出されました。これにより、大谷選手はキャリア通算4度目の受賞を果たし、日本人選手最多記録を更新。過去の受賞はエンゼルス時代（2021、2023年）とドジャース移籍後（2024年）で、3年連続という驚異的な安定感を示しています。 0 1 3
シルバースラッガー賞は、各ポジションで最高の攻撃力を発揮した選手を、監督・コーチの投票で選ぶ名誉ある賞です。大谷選手はDH部門で、フィリーズのカイル・シュワーバーやブルワーズのクリスチャン・イェリッチを抑えての受賞。2025年の大谷選手の成績は以下の通りで、打撃面での支配力が際立っています：
これらの数字は、2024年のMVP級パフォーマンス（.310/.390/.646、54HR）をさらに洗練させたもの。怪我からの復帰後、投手復帰も視野に入れつつ打撃に集中した結果、得点圏での打率が向上し、盗塁も59で二刀流の機動力を維持。ドジャースのチーム全体としても、NLチームシルバースラッガー賞を2年連続受賞しており、大谷選手の貢献がチーム攻撃の基盤を支えています。 4 5
日本人選手の最多記録更新は、過去のイチロー選手（3度）の壁を破る歴史的瞬間。エンゼルス時代からドジャース移籍後の適応力の高さが光り、MVP受賞（次週発表予定）の最有力候補としても注目されています。この賞は「打撃の名手」を讃えるもので、大谷選手のケースでは、二刀流の「打撃特化期」でもMLBトップクラスを証明した象徴です。
ハンク・アーロン賞は、1999年にハンク・アーロン氏の通算715本塁打記録打破25周年を記念して創設された賞で、各リーグの「最高の攻撃選手（全体）」をホール・オブ・フェイマーの投票とファン投票で選出します。シルバースラッガー賞がポジション別なのに対し、より包括的な打撃貢献（本塁打、打点、出塁率など）を評価する点が異なります。過去の日本人受賞者は大谷選手のみで、2023年（AL）と2024年（NL）の連覇は両リーグ制覇の快挙です。 11 13
2025年のNLファイナリストには大谷選手が名を連ねていますが、受賞者は11月13日のMLBアワードショー（ラスベガス）で発表予定。ALファイナリストにはアーロン・ジャッジ（ヤンキース、2022・2024年受賞者）やウラディミール・グエレロJr.（ブルージェイズ）らがおり、NLではフアン・ソト（メッツ）やフェルナンド・タティスJr.（パドレス）との競争が激化。ファン投票は10月12日締め切りで、大谷選手の55HRが有利に働く可能性が高いですが、ジャッジの安定したパワー（例: 2024年の62HR記録更新級）とソトの出塁率が脅威です。 10 14 18
大谷選手は過去2年連続受賞者として、3連覇の期待がかかっていますが、投手復帰前の「打撃特化」の影響で、総合評価がどう出るか注目です。
大谷選手の2026年は、投手復帰が鍵。2023年の肘手術から回復し、打撃に加え投球で二刀流を本格化させる見込みです。ファンタジーベースボールや専門家のプロジェクションでは、以下のような予測が出ています：
課題は怪我リスクですが、ドジャースのメディカル体制と契約（10年700Mドル）の長期性が支えに。ハンク・アーロン賞3連覇やシルバースラッガー5度目も現実味を帯び、MLB史に残るレジェンド化が加速しそうです。次週のMVP発表がさらに楽しみです！