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ノーベル化学賞受賞者・北川進氏の現地最新情報12月9日 ノーベル賞授賞式晩餐会の日程放映は?

ノーベル化学賞受賞者・北川進氏の概要

2025年のノーベル化学賞は、多孔性材料「金属有機構造体(MOF: Metal-Organic Framework)」の開発で、京都大学の北川進特別教授(74歳、理事・副学長・高等研究院特別教授)、オーストラリア・メルボルン大学のRichard Robson教授(88歳)、米カリフォルニア大学バークレー校のOmar Yaghi教授(79歳)に共同授与されました。北川氏の主な功績は、1990年代から金属イオンと有機リガンドを組み合わせ、ナノスケールの規則的な孔を持つ新素材を世界で初めて合成した点。これにより、CO2捕捉、水浄化、薬物送達、クリーンエネルギー分野で革新的応用が可能になり、脱炭素社会の実現に寄与。賞金総額約1,100万スウェーデン・クローナ(約1億7,700万円、3人で分割)。日本の化学賞受賞は野依良治氏(2000年)、田中耕一氏(2002年)、大隅良典氏(2016年)に続き4人目です。

現地最新情報(2025年12月9日時点)

北川氏は授賞式直前の「ノーベルウィーク」にスウェーデン・ストックホルム入りし、坂口志文氏(生理学・医学賞)ら日本人受賞者とともに精力的に活動中。以下が主な最新動向(現地時間基準、ニュース・Xから):

  • 12月3日(日本時間同日夕方):大阪国際空港(伊丹)からストックホルムへ出発。共同受賞者のRobson氏・Yaghi氏との初対面を「楽しみ」と語り、MOFの未来議論を期待。空港で報道陣に「名誉なこと。楽しんで臨みたい」と笑顔でコメント。
  • 12月6日(日本時間同日夕方):坂口氏とノーベル博物館訪問。MOFの分子モデルを記念品として寄贈し、カフェの椅子にサイン。博物館は「気体資源時代の象徴」と評価。外には地元住民が集まり、温かい歓迎。
  • 12月6日午後(日本時間同日夜):ストックホルムの日本人補習学校で講演。「科学者の面白さは誰も持っていない物を作るパイオニアになること」と生徒らに熱弁。MOFの環境応用を例に、若手へのビジョン共有。
  • 12月7日午前(日本時間同日夕方):スウェーデン王立科学アカデミーで公式記者会見。共同受賞者のYaghi氏らと登壇し、「基礎研究の成果化に25年かかる。長期資金援助が必要」と危機感を訴え、「今手当てしないと日本人受賞者が出ない」と警告。取材では「MOFで気体資源時代へ」と強調。
  • 12月8日昼(日本時間同日夜):ストックホルム大学で記念講演(Nobel Lecture)。MOFの開発史を振り返り、「固体・液体から気体資源へ移行する時代が来た」と聴衆にアピール。会場は満席で、ライブストリーミング視聴者数万人。Xでは「北川先生のMOF、脱炭素の鍵」「資金要請が現実的」との投稿が拡散。
  • 全体の雰囲気:ストックホルムはノーベルウィークで賑わい、王族・科学者らが集う中、北川氏は穏やかで情熱的な対応が好評。健康良好で時差を克服。X投稿では「日本人2人受賞の絆」「基礎研究支援を!」の声が多く、科学政策議論を喚起。

今後の授賞式・晩餐会の日程と放映情報

ノーベル賞の授賞式・晩餐会は伝統的に12月10日(アルフレッド・ノーベル没日)で、化学賞を含む科学部門はストックホルム開催。北川氏の受賞理由プレゼン(化学賞委員長による)は式中盤予定。日本時間では深夜・早朝帯。

  • 授賞式(Nobel Prize Award Ceremony)
  • 日時:2025年12月10日(水) 現地時間16:00開始(日本時間同日0:00、深夜0時)。
  • 場所:ストックホルム・コンサートホール(Konserthuset)。
  • 内容:スウェーデン国王カール16世グスタフがメダル・賞状・賞金を授与。ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の演奏あり。北川氏のMOF開発がハイライト。
  • 放映:NobelPrize.orgでライブストリーミング(英語)。日本ではNHK BSプレミアム、TBS、テレ朝で同時・録画放送(NHK深夜帯、詳細公式サイト確認)。Xライブも予想。
  • 晩餐会(Nobel Banquet)
  • 日時:授賞式直後、12月10日 現地時間19:00開始(日本時間同日3:00、早朝3時)。
  • 場所:ストックホルム市庁舎(Stockholm City Hall)のブルーホール。1,300人超のゲスト(王族、外交官、過去受賞者)。
  • 内容:伝統スウェーデン料理のディナーと祝辞。北川氏のテーブルは化学者中心で、トーストの場に。
  • 放映:SVT Play(スウェーデン公共放送)の無料ストリーミングでライブ・オンデマンド(1年間視聴可、英語字幕)。NobelPrize.org経由も。NHK・民放でハイライト版(12月11日頃)。

これらのイベントは、北川氏のMOFが環境・医療を変える可能性を世界に示す機会。Xでは「授賞式でMOFのビジョン楽しみ」「日本人受賞の誇り」と期待高まる。追加のライブリンクや詳細が必要ならお知らせください!

katchan17