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駒崎弘樹の経歴 最新情報

駒崎弘樹の経歴

駒崎弘樹(こまざき ひろき)は、日本の社会起業家で、NPO法人フローレンスの創業者として知られています。以下に、出生から教育、キャリアのハイライト、NPO活動、受賞歴などを時系列で詳しくまとめます。主な情報源は公式プロフィール、Wikipedia、メディア記事などに基づいています。

出生と幼少期・教育

  • 1979年9月18日: 東京都江東区生まれ。 12 16 幼少期の詳細は公表されていないが、比較的普通の家庭環境で育ったとされる。
  • 1992年4月: 私立市川中学校(千葉県)に入学するも、すぐに休学。ワシントン州(米国)に1年間滞在し、異文化体験を積む。この経験が後の社会活動の基盤になった可能性がある。 12 20
  • 高校時代: 私立市川高等学校に在籍。高2の時にアメリカ留学から帰国し、留年を経験。この出来事が「社会を変える」意識を芽生えさせたというエピソードが本人のインタビューで語られている。 17 20
  • 1999年3月: 市川高等学校卒業。
  • 1999年4月: 慶應義塾大学総合政策学部に入学。在学中、友人たちとITベンチャー企業を立ち上げ、商業ベースの起業を経験。数千万円の資金調達に成功するも、ビジネスモデルの限界を感じ、社会課題解決型の活動へシフトするきっかけとなった。 12 18 20
  • 2003年3月: 慶應義塾大学総合政策学部卒業(指導教員: 榊原清則)。卒業後、NEC社会起業塾に参加し、社会起業の基礎を学ぶ。 13 20

キャリアの開始とNPO設立

  • 2003年12月: 内閣府にNPO申請書を提出し、NPO法人フローレンスの代表理事に就任。 19
  • 2004年4月: NPO法人フローレンスを正式に設立(内閣府認証取得)。病児保育の問題を知り、「地域の力で病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立できる社会をつくりたい」という理念のもと、日本初の「共済型・訪問型」病児保育サービスを首都圏で開始。共働き家庭やひとり親支援を中心に活動を拡大。 13 14 15 16 20 この設立は、自身の起業経験と社会問題への関心が融合した結果で、以降のキャリアの基盤となる。

公的役割と政策提言

駒崎氏はNPO活動を通じて、政府や行政との連携を深め、政策起業家としても活躍。子育て支援や福祉政策の改革に携わる。

  • 2007年: Newsweek誌「世界を変える社会企業家100人」に日本人として選出。 16 20
  • 2010年1月: 鳩山由紀夫内閣下で内閣府非常勤国家公務員(政策調査員)。
  • 2010年6月: 厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会委員(2013年6月より座長)。
  • 2010年10月: NHK中央放送番組審議会委員。
  • 2010年12月: 菅直人内閣下で内閣府「新しい公共」専門調査会推進委員。
  • 2011年2月: 内閣官房「社会保障改革に関する集中検討会議」委員。
  • 2011年7月: 東京都男女平等参画審議会委員。
  • 2013年5月: 内閣府「子ども・子育て会議」委員。
  • 2015年7月: 全国医療ケア児者支援協議会事務局長。就任後、医療ケア児者の支援を全国的に推進。
  • 2016年6月: 新公益連盟代表理事。非営利団体の連携を強化。
  • 2017年4月: 休眠預金内閣府審議会専門委員。
  • 2017年12月: 日本弁護士連合会市民会議委員。
  • 2018年10月: 医療法人社団ペルル(現: 医療法人社団マーガレット)理事長、並びに一般社団法人こども宅食応援団代表理事。こども宅食活動を展開し、貧困家庭支援に注力。
  • 2019年4月: 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス特別招聘教授。教育・研究分野へも進出。
  • 2022年7月: 特定非営利活動法人全国小規模保育協議会理事。小規模保育の政策推進。
  • 2022年9月: フローレンスグループ会長CEO、認定NPO法人フローレンス会長。就任後、組織の拡大と多角化を主導。 20

これらの役割を通じて、厚生労働省の村木厚子元事務次官らと連携し、小規模保育事業の制度化を提言。公費の使途制限緩和など、子育て政策の変革に貢献した。 18

NPO活動の拡大と社会貢献

  • フローレンスでは、病児保育のほか、在宅介護支援、保育施設運営、医療ケア児支援などに事業を広げる。認定NPOとして寄付集めも活発で、2020年代に入り全国展開。
  • フェミニスト、トランスアライとして、ヘイトスピーチ反対やDV被害者支援、親子断絶防止法案反対などの立場を公表。政策提言書『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』(2022年、筑摩書房)などで、社会変革の方法論を提唱。 20
  • メディア出演多数: テレビ東京「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」、NHK Eテレ「未来へのアクション」など。

受賞歴

  • 2007年: Newsweek「世界を変える社会企業家100人」。 16
  • 2016年: ハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくる U40経営者20人」。 20
  • 2018年: ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞。 20

最近の動向と私生活

  • 2024年頃、フローレンスの補助金関連問題(根抵当権設定や資金利用)がメディアで報じられ、組織のガバナンスが議論に。X(旧Twitter)上では批判的な声も見られるが、本人は公式サイトや書籍を通じて活動を継続。 0 1 3
  • 私生活では、妻が都民ファーストの会所属の東京都議会議員・こまざき美紀氏。 7 著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(2007年、英治出版)などがあり、社会起業の指南書として評価されている。

駒崎氏の経歴は、IT起業から社会起業への転換が特徴で、政府とのつながりを活かした政策影響力が強み。NPO業界の「顔」として活躍する一方、最近の論争もキャリアの一部を形成している。

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