aespaニンニン紅白出場辞退　ニュース詳細解説

aespaニンニン紅白出場辞退のニュース詳細解説

2025年12月29日、韓国発の多国籍ガールズグループaespa（エスパ）の中国人メンバーNINGNING（ニンニン、23歳）が、第76回NHK紅白歌合戦（12月31日放送）への出場を辞退することが発表されました。aespaは紅白に初出場予定でしたが、ニンニンを除くKARINA（カリナ）、GISELLE（ジゼル）、WINTER（ウィンター）の3人でパフォーマンスを行うことになります。

辞退の公式理由

所属事務所（SM Entertainment）とNHKの発表によると、ニンニンは最近体調不良が続き、病院で診察を受けた結果、インフルエンザ感染が確認されました。
医師から「十分な休養と安静が必要」と診断され、事務所がNHKに申し入れを行った結果、この決定に至りました。
発表は紅白本番のわずか2日前という直前で、公式サイトでは「直前のお知らせをお詫び申し上げます」と謝罪が述べられています。
また、ニンニンは12月20日の韓国音楽授賞式（Melon Music Awards）でも風邪症状で一部スケジュールのみ参加しており、体調不良の兆候は以前からあったようです。

背景：過去のSNS投稿をめぐる騒動

この辞退発表の文書では、辞退理由とは別に、ニンニンの2022年のSNS投稿についても触れられています。

2022年、ニンニンがファン向けアプリ（Bubble）に投稿した写真：原子爆弾の爆発で生じるきのこ雲を連想させる形状の卓上ランプの画像に、「かわいいライトを買ったよ。どう？」というキャプションがついていました。
これがaespaの紅白出場発表（2025年11月）後に再燃。原爆被害を軽視・揶揄していると批判され、オンライン署名サイト（Change.org）で「aespaの紅白出場停止を求めます」という活動が開始されました。
署名数は急増し、12月下旬時点で14万件超（一部報道では14.5万件以上）に達していました。国会（参院総務委員会）でも取り上げられ、NHKは「意図はなかった」と所属事務所から確認した上で、出場変更なしを繰り返し表明していました。

公式発表では、この投稿について：

「多くのご指摘をいただきました。この投稿に特定の目的や意図はございませんでしたが、さまざまなご懸念を生じさせるものでした。今後はより細心の注意を払ってまいります」

と、意図はなかったが懸念を招いたことを認め、謝意を示しています。

反応と憶測

ファン側：残念がる声が多い一方、「お大事に」「早く回復して」と回復を願う投稿が目立ちます。一部ファンからは、騒動の影響を考慮して「本人たちも可哀想」との同情も。
批判側：ネット上では「タイミングが良すぎる」「署名の圧力が勝った？」「仮病では？」という憶測が飛び交っています。ただし、公式理由は明確にインフルエンザで、騒動とは無関係を強調しています。
NHKは29日時点で、3人出演を正式に認め、番組は予定通り進行します。