2025年10月6日、スウェーデンのカロリンスカ研究所により、ノーベル生理学・医学賞の受賞者が発表されました。大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授の坂口志文氏(京都大学名誉教授)が、「免疫応答を抑制する仕組み(制御性T細胞)の発見」により受賞を果たしました。 これにより、日本人受賞者は合計6人となりました。 これは、日本人科学者にとって7年ぶりの受賞で、2025年は化学賞(北川進氏)とともに自然科学分野で2人目の快挙です。
以下は、ノーベル生理学・医学賞の日本人受賞者6名のリストです。受賞年順にまとめています。
| 受賞年 | 受賞者名 | 所属・業績概要 |
|---|---|---|
| 1987 | 利根川進 | 東京大学教授(当時)。抗体多様性の遺伝的基礎の解明。 |
| 2012 | 山中伸弥 | 京都大学教授。iPS細胞の開発(再生医療)。 |
| 2015 | 大村智 | 北里大学特別栄誉教授。抗寄生虫薬イベルメクチンの発見。 |
| 2016 | 大隅良典 | 東京工業大学教授。オートファジー(細胞自己消化)のメカニズム解明。 |
| 2018 | 本庶佑 | 京都大学特別教授。免疫チェックポイント阻害剤の発見(がん免疫療法)。 |
| 2025 | 坂口志文 | 大阪大学特任教授。制御性T細胞の発見(免疫抑制)。 |
詳細はノーベル財団公式サイト(nobelprize.org)やNHK・読売新聞の報道を参照してください。追加質問があればお知らせください!