Categories: 政治について

れいわと日本保守党のニュースまとめ 低迷の理由

れいわ新選組の最近のニュースまとめと低迷の理由

れいわ新選組は、2019年に山本太郎氏が設立したポピュリズム政党で、消費税廃止、一律現金給付、脱原発、グリーン・ニューディールなどの積極財政政策を掲げ、社会的弱者支援を強調しています。2025年現在、衆参合わせて15名の国会議員を擁し、若年層(特に30代)で一定の支持を集めていますが、全体支持率は2.8%前後と低迷が続いています。以下に2025年の主なニュースと低迷要因をまとめます。

主なニュース(2025年上半期以降)

  • 参院選2025の結果: 7月の参院選で比例区得票率4.5%を獲得し、改選2議席を上回る議席を確保(非改選3議席と合わせて参院で10議席)。消費税廃止と一律10万円給付を公約に掲げ、若年層支持を伸ばしましたが、全体では自民・立民に次ぐ水準にとどまりました。選挙区では擁立した12人中全敗。
  • 東京都議選2025: 6月の選挙で世田谷・練馬・杉並の3区に候補擁立も全敗。山本代表の街頭演説が注目を集めましたが、地方組織の弱さが露呈。
  • 高市政権批判の活発化: 11月の国会で、山本代表が高市首相の「給付金見送り」を「国民の理解不足」と批判。一方、憲法改正や防衛増税を強行する姿勢を「アメリカ尻馬」と非難。幹事長の高井たかし氏も自民・維新の「悪魔合体」を糾弾し、SNSで拡散。
  • 支持率動向: 2月の産経・FNN調査で30代支持率14.4%と自民(11.2%)を逆転する「れいわショック」を起こしましたが、6月の紀尾井町戦略研究所調査では2.8%に低下。3月には「自民抜き」の報道もあったが、持続せず。
  • X(Twitter)での議論: 11月時点で、消費税廃止や現金給付を求めるポストが活発だが、批判も目立つ(例: 「山本太郎の過激発言が原因」「支持率低迷で茶番」)。山本氏の演説動画が数万再生される一方、政策実現性の疑問が指摘される。

低迷の主な理由

れいわ新選組の支持率低迷(全体で3%未満)は、急成長後の停滞が原因です。主な要因は以下の通り:

  • 政策の過激さと実現可能性の低さ: 消費税廃止や季節ごとの10万円給付は低所得層に響くが、「財源不明」「インフレ誘発」との批判が強い。2025年の参院選でも、減税論議が深まらず、参政党の外国人政策に支持を奪われた。
  • 山本太郎氏の言動: 挑発的な演説(例: 高市首相を「竹中平蔵の師匠」と揶揄)が一部で人気だが、保守層や中道派から「扇動屋」「胡散臭い」と嫌悪。障害者候補擁立は評価されるが、「利用している」との陰口も。
  • 組織力・地方基盤の弱さ: 草の根政党だが、地方選挙で全敗続き。SNS依存が強く、X上で「支持率1桁で総理妄想」と揶揄される。
  • 競合政党の台頭: 参政党の若者向けポピュリズムや国民民主党の現実路線に票が流出。2025年の調査で、れいわの支持は若年層限定で、全体低迷。
    全体として、ポピュリズムの限界が露呈。2025年後半の衆院選で巻き返しを図るが、政策具体化が鍵です。

日本保守党の最近のニュースまとめと低迷の理由

日本保守党は、2023年に百田尚樹氏(代表)と有本香氏(事務総長)が設立した右派政党で、「国体・伝統文化の守護」「減税」「移民是正」「憲法9条改正」を掲げます。2024年の衆院選で初の3議席を獲得し国政政党化しましたが、2025年は支持率1%前後で埋没の危機。河村たかし氏との対立が党を揺るがせています。

主なニュース(2025年上半期以降)

  • 参院選2025の結果: 比例区で1%前後の得票にとどまり、議席獲得失敗。公約の「食品消費税ゼロ」「ガソリン減税」を訴えましたが、参政党の躍進(3位)に押され「分かれた明暗」。
  • 河村たかし氏との分裂: 10月、党運営を巡る対立で河村氏が離党・告訴。減税日本との「友党」関係解消で、党は事実上分裂。百田代表は「パフォーマンス」と反論。
  • 東京都議選2025: 杉並区に候補擁立も落選。地方展開の失敗が支持低迷を象徴。
  • 高市政権との連携模索: 10月の高市内閣発足で、百田代表が「協力を惜しまない」と表明。参院決選投票で2票を投じ、自民との接近を示唆。
  • 支持率動向: 6月の調査で1.3%、7月まで1%前後で推移。読売調査で女性支持72%、18-39歳80%とのデータも、全体低迷。
  • X(Twitter)での議論: 11月、島田洋一議員の「トランプパイプ自称」が嘲笑の的(「メリットなし」「調子乗り」)。ガソリン減税追及ポストは注目されるが、党分裂のネガティブ投稿が目立つ。

低迷の主な理由

支持率1%台の低迷は、結党ブーム後の失速が原因。参政党との競合と内部問題が重なり、存在感を失っています。

  • 内部対立と分裂: 河村氏離党で党勢分裂。運営の混乱が「信頼失墜」を招き、X上で「自滅」と批判。
  • 政策の伝統偏重と現代アピール不足: 伝統文化守護は保守層に響くが、若者向けデジタル戦略が弱く、参政党の草の根・SNS活用に劣る。街宣中心で「オールド」との声。
  • 自民党との重複と差別化失敗: 自民の右傾化で「左翼自民批判」の独自性が薄れ、埋没。高市内閣接近で「野党らしさ」喪失。
  • メディア露出の限界: 百田氏の知名度頼みだが、党首討論会不参加(議員5人未満基準)で無視され、支持拡大止まる。2025年の調査で、国民民主下落の「前例」として揺らぐ。
    党の存続は、参政党流の地域密着・若者アプローチ次第。衆院選で議席維持が正念場です。
katchan17