フィンランドの「吊り目」問題(アジア人に対する差別的ジェスチャーとされるポーズをめぐる騒動)の続報について、2025年12月16日現在の最新情報は以下の通りです。
問題の概要(これまでの経緯)
- 2025年9月にミス・フィンランドに選ばれたサラ・ザフチェ氏が、11月末頃にSNSで拡散された写真で、指で目を吊り上げるポーズ(「kiinalaisen kaa syömäs」=中国人と一緒に食べる、というキャプション付き)をしたことが、アジア人差別として国際的に批判されました。
- 12月11日、ミス・フィンランド組織は称号を剥奪(準優勝者が後継)。
- これに対し、連立与党の右派政党「フィンランド人党(Finns Party)」所属の国会議員(Juho Eerola氏、Kaisa Garedew氏など)と欧州議会議員(Sebastian Tynkkynen氏)が、元ミス氏を擁護する形で同様のポーズの写真・動画をSNSに投稿。批判が拡大しました。
議員の処分に関する最新続報
- 2025年12月15日時点: フィンランド首相官邸の報道官が朝日新聞の取材に対し、連立与党の会派代表らが12月16日(今日)に集まり、投稿した議員の処分を検討すると明らかにしました。
- 対象は主にフィンランド人党所属の2人の国会議員(Eerola氏とGaredew氏)。
- 首相(Petteri Orpo氏)はこれを「幼稚で愚かな行為」と強く批判し、国に損害を与えると述べています。
- 他の与党議員や教育相からも「無責任で人を不快にする」との非難が出ています。
- フィンランド人党内部では一部支持の声もあり、処分が実際に下されるかは不透明ですが、与党間の協議で議論される予定です。
今日(12月16日)の会合結果はまだ報じられていないため、さらに新しい情報が出る可能性があります。この問題は日本を含むアジア圏で大きく注目されており、オンライン署名なども集まっています。追加の続報が入り次第、状況が変わるかもしれません。
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