米山隆一氏(1967年9月8日生まれ、新潟県魚沼市出身)は、医師・医学者・弁護士の資格を持ち、多様な経歴を経て政治家となった人物です。現在は立憲民主党所属の衆議院議員(2期)で、元新潟県知事としても知られています。
政治入り前
- 灘高等学校卒業後、東京大学医学部医学科を卒業(1992年、医師免許取得)。
- 東京大学大学院(経済学・医学系)を単位取得退学。
- 独立行政法人放射線医学総合研究所勤務、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員などを経て、2003年に医学博士号取得。
- 1997年に司法試験合格、弁護士登録。
- 医療政策や研究の傍ら、政治への関心を深める。
衆議院選挙挑戦期(自民党時代)
- 2005年(第44回衆院選):自民党公認で新潟5区から初出馬するも、無所属の田中眞紀子氏に敗北(比例復活なし)。
- 2009年(第45回衆院選):自民党公認で再挑戦するも、民主党に移った田中眞紀子氏に大敗。
- その後、2012年衆院選、2013年参院選でも落選を経験。
新潟県知事時代(2016〜2018年)
- 2016年10月:新潟県知事選挙に無所属(野党系支援)で出馬。柏崎刈羽原子力発電所の再稼働慎重姿勢を掲げ、当選(民選第20代知事)。自民・公明推薦の相手を破る。
- 在任中は原発政策、医療・福祉、地域振興に注力。
- 2018年4月:週刊文春の報道(出会い系サイト経由の女性との金銭伴う関係)を受け、買春疑惑を認め辞職。歴代最短の在職期間(約1年半)で県政を離れる。
政界復帰と衆議院議員時代(2021年〜現在)
- 辞職後、弁護士業や講師活動を再開。
- 2021年(第49回衆院選):新潟5区から無所属で出馬(立憲民主党・社民党推薦)。自民党現職の泉田裕彦氏らを破り初当選。後に立憲民主党会派に参加。
- 2022年:立憲民主党に入党。
- 2024年(第50回衆院選):選挙区再編後の新潟4区から立憲民主党公認で出馬。元知事の泉田裕彦氏(無所属)との対決を制し、再選(2期目)。
- 衆議院では法務委員会、財務金融委員会、決算行政監視委員会、原子力問題調査特別委員会などで活動。原発政策、医療・福祉、経済問題を専門的に扱う。
米山氏の政治キャリアは、医師・弁護士の専門性を活かした政策立案が特徴ですが、知事辞職のスキャンダルやX(旧Twitter)での積極的な議論スタイルが物議を醸す一面もあります。尊敬する政治家として田中角栄を挙げるなど、地元新潟への強い思いが一貫しています。
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