日本保守党の内紛の概要(2026年1月1日現在)
日本保守党(代表:百田尚樹、事務総長:有本香)は、2023年10月に結党された保守系国政政党で、LGBT理解増進法反対や移民政策見直し、消費税減税などを掲げています。2024年の衆院選で3議席、2025年の参院選で比例2議席を獲得し、国政政党として成長しましたが、結党以来、党内・党周辺の対立や分裂騒動が繰り返され、保守界全体の分断を象徴する存在となっています。主な内紛の経緯と要因を時系列でまとめます。
主な内紛の経緯
- 飯山あかり氏との対立(2024年~継続中)
- 2024年4月の衆院東京15区補選で飯山氏を公認候補として擁立(善戦したが落選)。
- その後、比例名簿からの除外や党運営への不満から飯山氏がYouTubeなどで党批判を展開。百田氏・有本氏を「仲間切り捨て」「ネットリンチ」などと非難。
- 百田氏側は飯山氏を名誉毀損で提訴(ゴーストライター関連など)。飯山氏は逆提訴や書籍『日本保守党との死闘』で反論。
- 2025年末~2026年現在も、飯山氏の配信で党や代理人弁護士(小沢一仁氏)の批判が続き、党側はスラップ訴訟と位置づけ。保守メディア(Hanada、WiLL)も飯山氏寄りの批判記事を掲載し、論争激化。
- 河村たかし共同代表との分裂(2025年)
- 元共同代表の河村たかし衆院議員(減税日本代表)と百田氏の対立が表面化。党運営手法や組織拡大を巡る溝が深まり、「ペットボトル投げつけ事件」などの報道。
- 2025年9月、河村氏が離党届提出。減税日本との「特別友党」関係も解消。河村氏側は百田氏を告訴する泥沼化。
- 竹上裕子衆院議員(比例東海)も河村氏寄りで離党表明。党は事実上分裂状態に。
- 保守メディア・論壇との対立(2025年)
- 保守系雑誌『WiLL』『Hanada』が党批判を強め、LGBT問題対応の不十分さや「偽善」を指摘。
- 党側は「事実無根」と反論。かつて支援していたメディアとの蜜月が崩壊し、保守界の内輪揉めを露呈。
- その他の摩擦
- 地方選挙での敗北(例: 2025年参院選関連や市議選)で党内不和が指摘。
- 党員間の旗掲げ活動は活発だが、執行部批判や支援疲労の声も。
分析と要因
- 主な原因: 思想・政策の一致ではなく、人間関係・権力争い・運営手法の違いが中心(日刊ゲンダイなど報道)。百田氏・有本氏の強権的運営 vs 地方勢力(河村氏派)の対立、候補者扱いの不満(飯山氏ケース)が典型。
- 影響: 支持率伸び悩み(参政党との比較で埋没危機)。保守層の分裂を加速させ、自民党批判票の分散要因に。党は議席増(衆参合計5議席以上)で政党交付金受給可能だが、内紛でイメージダウン。
- 党側の対応: 百田代表は2026年新春挨拶で「日本復活の年」と前向き。街頭活動継続、党員拡大を図るが、訴訟多発で消耗戦。
今後の展望(2026年)
- 飯山氏関連訴訟は控訴審などで長期化の可能性。河村氏派の離党で党勢縮小リスク。
- 次期選挙に向け、百田氏の健康・党運営安定が鍵。保守界の団結を求める声もあるが、分断は続きそう。
- 党公式HPでは積極的な活動報告(街頭演説予定など)が続き、支持者は「日本を豊かに、強く」を掲げて結束を呼びかけ。
内紛は保守運動の課題を映す鏡ですが、党は現在も活動中。詳細は公式サイトや当事者発信を確認ください。状況は流動的です。
関連
日本保守党のスラップ訴訟関連の概要 日本保守党(代表:百田尚樹、事務総長:有本香)は、2023年結党…
政治について
カレー事件の詳細解説と分析 事件の概要 この「カレー事件」は、日本保守党の内部対立を象徴するエピソー…
政治について
飯山陽氏の反日本保守党活動の概要 飯山陽氏(イスラム思想研究者、元日本保守党東京15区支部長)は、2…
政治について