2025年ワールドシリーズ(ロサンゼルス・ドジャース vs トロント・ブルージェイズ)は、シリーズ1勝1敗のタイで第3戦を迎え、10月27日(現地時間)夜にドジャースタジアムで開幕。試合は投手戦から打線爆発の展開となり、7回終了時点で5-5の同点。ドジャースの先発タイラー・グラスノー(ポストシーズン防御率0.68)とブルージェイズのマックス・シャーザー(41歳ベテラン)の対決が注目されたが、両軍のミスと長打で大乱戦に。加えて、試合前の始球式でドジャースのレジェンド・野茂英雄さんが山本由伸投手に投球する感動のセレモニーが話題沸騰。日本人視聴者からは「歴史の継承」「大谷・山本の先駆者」との声がXで殺到中。 放送は日本でJ SPORTS/DAZNで視聴可能。以下にニュースまとめと解説を。
序盤はグラスノーの好投でドジャースリードも、4回にブルージェイズが4点奪取、5回にドジャース逆転同点、7回に再びブルージェイズ勝ち越し→ドジャース追いつきの怒涛の展開。8回表からブルージェイズ攻撃再開予定。主なハイライトを時系列で。
| イニング | 得点経過 | ハイライト |
|---|---|---|
| 1回表 | 0-0 | グラスノー三者凡退。ドジャース:大谷翔平が先頭打者でグラウンドルール二塁打も後続沈黙。 |
| 2回裏 | 1-0 | ドジャース:テオスカー・ヘルナンデスがソロHRで先制。シャーザー苦戦の兆し。 |
| 3回裏 | 2-0 | ドジャース:大谷ソロHR(ポストシーズン7号)。右中間への特大弾でリード拡大。 |
| 4回表 | 2-4 | ブルージェイズ爆発:アレハンドロ・カークの3ランHRなど4得点(エラー2)。グラスノー4.1回5失点降板。 |
| 5回裏 | 4-4 | ドジャース:ヘルナンデス出塁後、大谷二塁打で1点(3-4)、フレディ・フリーマンRBIシングルで同点。大谷今夜3安打。 |
| 6回 | 4-4 | 両チーム無得点。ドジャースブルペン(バンダら)が凌ぐ。 |
| 7回表 | 4-5 | ブルージェイズ:ボー・ビシェットRBIシングルで勝ち越し。ジョージ・スプリンガーが脇腹痛離脱のアクシデント。 |
| 7回裏 | 5-5 | ドジャース:大谷同点ソロHR(5-5)。4安打4打点の怪物ぶりで試合振り向く。 |
試合前のセレモニーで、野茂英雄さん(元ドジャース投手)がグラウンドに登場。キャッチャー役に山本由伸投手(ドジャースの日本人エース)が立ち、野茂さんからストライク級の速球を受け止める感動の「日本人投手継承」の一幕。 野茂さんはドジャースの1995-98年黄金期の象徴で、今回がワールドシリーズ始球式初。MLB公式動画が即100万再生超え、Xでは「Nomo to Yamamoto: The torch is passed」「日本野球の誇り」と拡散。 セレモニー後、野茂さんはベンチで山本選手を激励し、「君の完投(第2戦)は俺の時代を思い出す」とコメント。山本は「野茂さんの道を歩む誇り」と応じ、ドジャースの「日本人トリオ」(大谷、山本、佐々木朗希)の結束を象徴。
野茂英雄(1968年8月31日生まれ、大阪出身)は、「トルネード投法」で知られる伝説の投手。NPB(近鉄バファローズ)で活躍後、MLBに挑戦し、日本人選手の扉を開きました。主な経歴を表にまとめます。
| 時期 | 所属/主な実績 |
|---|---|
| 1989-1994 (NPB) | 近鉄バファローズ入団。1990年新人王・MVP・最多勝・最多奪三振(18勝)。通算49勝31敗、防御率3.15。「タツマキ旋風」の異名。 |
| 1995-1998 (MLBドジャース) | 契約抜け穴活用でMLB移籍(日本人永久移籍第1号)。新人王(13勝6敗、防御率2.54)、オールスター選出。1995年最多奪三振(236K)。 |
| 1996-2001 (MLB複数球団) | 1996年ノーヒットノーラン(ドジャース、Coors Field史上初)。通算2度のノーヒットノーラン(1996 NL、2001 AL)。ボストン・レッドソックスなどで活躍、両リーグでノーノー達成(史上4人目)。 |
| 2002-2008 (MLB復帰・晩年) | ドジャース復帰(2003-04)。通算123勝109敗、防御率4.24、1,889K。2008年ロイヤルズで引退。 |
| 殿堂入り・功績 | 2014年日本野球殿堂入り(初年度3人目)。MLB殿堂投票1.1%で落選も、影響力は計り知れず。 |
野茂さんは「戦士(Warrior)」の異名で、独特のトルネード投法(背中を打者に向ける)で打者を翻弄。NPBで1000奪三振最速記録保持者。
野茂さんの1995年ドジャース移籍は、MLB史の転換点。1964-65年の村上雅則(巨人→ジャイアンツ、短期滞在)以来、30年ぶりの日本人本格挑戦で、「Nomoフィーバー」を巻き起こしました。 意義を以下に解説。
このセレモニーは、ワールドシリーズの「日本色」を強め、ドジャースの優勝確率を精神的にも押し上げました。
7回同点の接戦から、8回以降ブルペン勝負。ドジャースのクローザーエヴァン・フィリップス(防御率1.80)が締め、ドジャースのサヨナラ勝ち本線(予想スコア: ドジャース 7-5 ブルージェイズ)。大谷の勢いとホームアドバンテージで、シリーズ2-1ドジャースリードへ。野茂セレモニーの「日本人パワー」が山本の次戦(第4戦登板予想)につながるかも。