2025年11月7日現在、スバル(SUBARU)は2026年を「電動化シフトの本格化」と位置づけ、トヨタとの提携を強化した新車ラインナップを展開予定です。主力のレヴォーグがフルモデルチェンジでハイブリッド(HEV)搭載し、EV(バッテリー電気自動車)ではソルテラに加え、新型「トレイルシーカー」「アンチャーテッド」などのSUVタイプを投入。アウトバックについては、2025年3月末で日本国内販売を終了(生産は継続、海外向け2026年モデルはSUV寄り進化を予定)し、フラッグシップの役割をフォレスターや次期レヴォーグに移行させる方針です。 これにより、グローバル販売の40%超を電動車で占める目標に向け、2026年販売台数は92万台(前年比微減見込み)と堅調を維持。X上では「アウトバック終了は寂しいが、EV新モデルに期待」「レヴォーグHEVでスバル復活?」と賛否両論ですが、電動化戦略への支持が強いです。
スバルの2026年モデルは、フルモデルチェンジ中心に電動化を推進。次世代SGP(Subaru Global Platform)プラットフォームを全車種に採用し、新世代アイサイト(衝突回避精度向上、レベル2+支援)を標準化。主な新車予定を以下にまとめます(発売時期は予想含む)。
| 車種/モデル | 発売予定時期 | 主な特徴・変更点 | 価格帯目安(税込) |
|---|---|---|---|
| レヴォーグ(フルモデルチェンジ) | 2026年10月~ | トヨタTHSハイブリッド「S:HEV」初搭載(燃費向上20%超)。次世代e-BOXER併用でAWD強化。次世代アイサイト搭載。ステーションワゴンとして積載性重視。 | 350~500万円 |
| WRX S4(マイナーチェンジ) | 2026年春~夏 | 6MT復活(日本仕様)。1.8Lターボ+次世代アイサイトでスポーツ性能向上。STIコンセプト「S210」派生の300馬力モデルも同時投入。 | 400~550万円 |
| トレイルシーカー(新型EV SUV) | 2026年春 | トヨタ共同開発BEV。全長4.8m級ワゴンSUV。シンメトリカルAWD標準、航続距離500km超。荷室広々でアウトドア志向。 | 500~600万円 |
| アンチャーテッド(新型EV SUV) | 2026年夏(北米先行、日本後続) | コンパクトSUV BEV。338馬力AWD、航続距離482km。次世代アイサイトで悪路対応強化。欧州・北米中心。 | 400~500万円 |
| フォレスター(一部改良) | 2026年秋 | ウィルダネス版日本導入。HEVオプション追加、次世代アイサイトX搭載。オフロード性能向上。 | 300~450万円 |
| BRZ(フルモデルチェンジ予想) | 2026年春 | 新開発2.0L NAエンジン(トヨタGR86非OEM)。6MT標準でスポーツカー市場狙い。 | 350~450万円 |
| ソルテラ(一部改良) | 2026年初頭 | EVラインアップ第1弾の継続。14インチインフォテインメント更新、航続距離向上。 | 500~550万円 |
*注: EV4車種(ソルテラ含む)はトヨタ共同開発で、2026年末までに全投入。アウトバックは日本終了だが、海外向け2026年モデルはハイブリッドSUV進化(トヨタTHS搭載)で継続。
スバルは2025年5月の新経営方針アップデートで、電動化を中核に据え、2030年までにグローバル販売の50%をEV/HEVで実現する「柔軟性と拡張性」戦略を発表。 2026年は移行期として、トヨタとのアライアンスを活用(EV4車種共同開発、矢島工場で相互供給)し、投資を最適化。主なポイント:
この戦略は、過去の不正問題(検査不正)からの「正しい会社」再生を背景に、品質・コンプライアンス強化を並行。成功すれば、2030年EV比率50%でシェア拡大。
アウトバック終了を踏まえ、代替として積載性・悪路走破性を重視したSUV/ワゴンを推奨。用途別に3選(2026年モデル基準、価格はエントリー目安)。
総じて、アウトバック終了は「SUVシフト」の象徴。2026年は電動化で選択肢拡大ですが、AWDのDNAを求めるならフォレスター一択。購入時はディーラー試乗を推奨。