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千葉ロッテマリーンズ サム・ロング投手の概要 Twitterの映像

サム・ロングの概要

サム・ロング(Sam Long)は、2025年11月24日に千葉ロッテマリーンズの新外国人投手として入団が発表された30歳の左腕投手です。MLBで通算162試合に登板した経験豊富な選手で、確かに調べれば調べるほど面白い経歴の持ち主。リリースされて一度野球を諦めかけた末に、Twitter動画がきっかけでメジャー復帰を果たすという異色のストーリーがあり、ファンからも「今オフの来日助っ人ではNo.1の実績」と評価されています。 ロッテのサブロー監督も「色々な場面でチームを勝利に導いてくれると期待」とコメントしており、先発・リリーフ両刀使いのスウィングマンとして期待が高まっています。

基本プロフィール

  • 生年月日: 1995年7月8日(30歳)
  • 出身地: アメリカ合衆国カリフォルニア州フェアオークス
  • 身長/体重: 185cm / 83kg
  • 投打: 左投左打
  • ポジション: 投手
  • 出身校: デルカンポ高等学校 → カリフォルニア州立大学サクラメント校(Sacramento State University)
  • 背番号: 未発表(ロッテ入団時)

詳細経歴

ロングのキャリアは、挫折と復活のドラマチックなもの。大学時代はローテーションの一角として95イニングを投げ、ドラフト指名を逃すも、2016年のMLBドラフト18巡目(全体540位)でタンパベイ・レイズから指名されました。 しかし、マイナー時代は苦労続きで、2018年3月にレイズからリリース。野球を諦め、消防士(救急救命士)の資格取得に乗り出し、秋には大学で学位取得を目指す生活に転じました。

そんな中、「やっぱり野球がやりたい」とトレーニングを再開。食事管理と体型改善で球速が向上し、カーブのキレも増したことに気づきます。150km/h超の投球動画をTwitterにアップロードしたところ、シカゴ・ホワイトソックスのスカウトの目に留まり、2019年にマイナー契約で再契約! この奇跡の復活劇からわずか3年後の2021年にメジャーデビューを果たし、ジャイアンツでリリーフとして活躍。通算MLB162登板(8勝11敗、4セーブ)を記録しました。

  • 2016-2018: タンパベイ・レイズ傘下(マイナー中心)
  • 2019-2020: シカゴ・ホワイトソックス傘下(Twitter動画がきっかけの復帰)
  • 2021-2023: サンフランシスコ・ジャイアンツ(メジャーデビュー、2021年ERA5.53、2022年ERA3.61)
  • 2023: オークランド・アスレチックス(移籍、ERA5.60)
  • 2024-2025: カンザスシティ・ロイヤルズ(2024年キャリアハイのERA3.16、42.2IPで25%三振率。2025年は39登板ERA5.36と低調も、経験値は豊富)

マイナー通算では防御率4.11、3Aで安定したパフォーマンスを残しています。 ロッテ入団はFA後の移籍で、年俸などの詳細は非公表ですが、MLB経験を活かした即戦力として獲得されました。 なお、奥さんがロッテの公式インスタをフォローしていたというエピソードもあり、移籍の噂が早い段階で浮上していました。

投球特徴

ロングの最大の魅力は、多彩な球種とコントロールの良さ。左腕から繰り出される最速155km/hのフォーシームを軸に、緩急自在の変化球を操ります。 特にスライダーとカーブの質が高く、空振り率が高いのが特徴で、リリーフ向きの「広角型」投球が持ち味。サブロー監督も「スライダーとカーブの質が高く、空振りをとれる」と絶賛しています。

  • 主な球種:
  • フォーシーム: 平均150km/h、最速155km/h。直球の質が高く、三振を量産。
  • スライダー: キレが鋭く、右打者の外角低めを狙える。
  • カーブ: 大きな落差で緩急を付ける。
  • シンカー/ツーシーム: 沈む球でゴロを誘う。
  • スプリット: 落ちるフォーク系で空振りを取る。
  • スイーパー: 稀に使用する横に大きく曲がるスライダー変種。

リリーフ中心(通算防御率4.65、WHIP1.403)ですが、2021-2022年頃に先発経験もあり、NPBではローテーション候補としても期待されます。 K-BB%(三振-四球率)は16.7%と安定しており、近3年は年40試合前後の登板をこなし、耐久力も証明済み。 ただし、2025年の低調(BB/9 4.9、SO/9 7.4)から、制球の波が課題点です。

入団コメント

  • サム・ロング: 「来シーズン、千葉ロッテマリーンズに加入することを発表できてとても嬉しく思います。チームの勝利に貢献できるよう、毎日ベストを尽くす覚悟です。そして、世界でも有数の情熱的で献身的なファンの皆さんの前で、ZOZOマリンスタジアムのマウンドに立てる日を心から楽しみにしています。Ganbari masu!!」(日本語で「がんばります!」)
  • サブロー監督: 「メジャー経験豊富なピッチャーで150キロを越えるフォーシームを軸にスライダー、カーブ、シンカー、スプリットと豊富な変化球を持つピッチャーだと聞いています。…色々な場面でチームを勝利に導いてくれると期待をしています」

ロッテの外国人枠を考えると、先発(例: ポランコ、アセベド)とリリーフ(ロング)をバランスよく配置し、ソトの日本人枠活用が鍵になりそうです。 2026年シーズン、ZOZOマリンで彼の「復活劇」がどう花開くか、楽しみですね! さらに詳しい動画解説はYouTubeのものをおすすめします。

katchan17