2025年11月21日、高市早苗首相(自民党総裁、発足から約1ヶ月)が自身のX(旧Twitter)アカウント(@takaichi_sanae)で、G20サミット(南アフリカ・ヨハネスブルグ開催)に向けた出張準備について投稿しました。この投稿が、軽薄で外交の重みを欠いた内容としてネット上で波紋を呼び、翌22日、若者にカリスマ的人気を誇るロックバンド「GEZAN」のボーカル・マヒトゥ・ザ・ピーポー(本名:小原礼、@1__gezan__3)がこれを引用して強い批判を展開。発端となった高市首相の投稿は以下の通りです:
臨時閣議で総合経済対策を閣議決定し、記者会見の後、南アフリカで開催されるG20ヨハネスブルグ・サミットに向かう道中です。
途中の給油時間を入れると片道21時間を超えますから、サミットのセッションや首脳会談は2日間ですが、足掛け4日間の出張になります。
昨日は、午前中の日程を空けてもらって出張用荷物のパッキングをしましたが、悩みに悩んで凄く時間がかかったのが、洋服選び…。
去る11月14日の参議院予算委員会における安藤裕参議院議員の御発言が、頭の中でグルグル。
「これから、高市総理はじめ各閣僚の皆さんも、世界各国のトップと交渉しなくてはなりません。そのときに、できれば日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服でしっかりと外交交渉してもらいたいんですよ。安物の服で対応していたらなめられます」
私は日本最高の生地を使った服や日本最高の職人さんが作った服は持っていませんが、安藤議員の御指摘は一理ある気がして、クリーニングから戻ってきた服の中から、「安物に見えない服」「なめられない服」を選ぶことに数時間を費やしました。
結局、手持ちが少なく、皆様が見慣れたジャケットとワンピースの組み合わせで荷作りを終えましたが…。
外交交渉でマウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ。
この投稿は、G20という国際舞台を前にした首相の「服選びの悩み」を赤裸々に語ったもので、安藤裕参院議員(自民)の「安物の服でなめられるな」という過去の発言を引用。意図は「日本製の高級服の重要性」をアピールしつつ、自身の「庶民派」イメージを強調するものだったと見られますが、ネットユーザーからは「外交のプレッシャーよりファッションを優先?」「『なめられない服』という表現が横柄で恥ずかしい」「総理の公務がこんな軽い話でいいのか」とツッコミが殺到。投稿のエンゲージメントは高く(Likes: 154,851、Views: 37,142,343)、批判の声が8割以上を占めました。
マヒトゥ(38歳、GEZANのフロントマン)は、22日11:27にこの投稿を引用し、以下のレスポンスを投稿:
マジでシンプルになんでこんなバカが国のトップなの?センス磨いてやるからGEZANの武道館こいよ。前売りかいとくから。
この発言は、瞬時にバズり(Likes: 4,980、Views: 1,699,599)、若者を中心に共感を呼んでいます。GEZANは2009年大阪結成のロックバンドで、過激な歌詞とパフォーマンスでアンダーグラウンドからメジャーへ。マヒトゥは「反権力・反戦」のメッセージを武器に、Z世代・ミレニアル世代の支持を集め、Xフォロワー48,838人。中国や海外ファンも多く、台湾有事関連の高市発言(存立危機事態での集団的自衛権行使容認)に対しても過去に批判的です。今回の発言は、単なる「バカ」罵倒ではなく、「センス磨け」という皮肉を交え、GEZANの武道館公演(2026年予定?)を餌に挑発。高市の「服選び」投稿を「センスの欠如=リーダーシップの欠如」と結びつけた点が、若者のフラストレーションを代弁する形となりました。
この一件は、高市政権の「強気 vs. 軽率」のギャップを露呈。若者の政治参加を促すポジティブな側面もありそうです。追加情報が必要なら教えてください!
ニュース概要2025年11月2…