2019年1月2日、快晴の東京の皇居にて、恒例の新年一般参賀が開催されました。
天皇陛下が今年4月30日にご譲位されることもあり、多くの参賀者が皇居を訪れました。
皇居新年一般参賀2019年の人数、と参入時刻とお出まし回数、そして混雑状況並びに待ち時間とお言葉についてまとめました。
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毎年、宮内庁は新年一般参賀の一般参賀の人数を発表しております。
下記のように平成3年からの情報が報告されており、そのまとめがこちらになります。
なお、平成2年新年一般参賀は,前年1月7日 昭和天皇崩御のため,行われませんでした。
ここ数年は非常に混雑しており、平成26年から8万人を超えて、平成29年には10万人近い人が参賀、そしてさらに平成30年には12万を超えました。
そして今年、さらに多くの、15万4800人の参賀者が皇居を訪れました。
天皇陛下、皇后両陛下がいかに国民に親しまれ、愛されてきたのかがこれでもわかります。
今回の皇居新年一般参賀では、参入時刻とお出まし回数が当日変更となりました。
詳細は以下の通りです。
まず、一般参賀参入時刻の予定は、午前9時30分~午後2時10分でしたが、実際は、非常に多くの人が早朝の段階で訪れていたため、開門時刻は9時15分に早められました。
そして、14時10分を予定していた閉門時刻も15時24分まで遅らせ、多くの参賀者が皇居正門(二重橋)を渡り、一般参賀に参加することができました。
お出ましの回数は、平成3年以降は7回,(平成6年のみ8回)でしたが、陛下の御年齢も考慮して、平成21年新年一般参賀から,お出まし回数が5回(平成3年以降は7回,平成6年のみ8回)へ変更になりました。
2018年の1月2日のお出まし回数も5回でした。
そして、2019年のお出ましの当初のご予定時間は以下の通りとなっておりました。
第1回 午前10時10分頃
第2回 午前11時00分頃
第3回 午前11時50分頃
第4回 午後1時30分頃
第5回 午後2時20分頃
しかしながら、午後2時10分の段階で、皇居前には、持ち物検査、身体検査を済まして隊列で待っている人たちが相当数残っており、閉門時間を過ぎても開門したままでした。そして、第5回のお出ましは午後3時からと40分の遅れがありました。
そして、その5回目が終了した段階でも多くの人が参賀会場、長和殿のベランダ前の東庭に入れていないという状況でした。
これらの事情により、この5回目のお出ましの後、天皇陛下の強いご希望で、さらに2回、計7回のお出ましがありました。
また、今回、昨年の12月23日の天皇誕生日一般参賀で初めて導入された、大型のモニターも2台設置されました。
近年、この一般参賀は非常に混雑しております。さらに、天皇陛下は平成31年、2019年4月30日に御退位されることが決まっております。
新年の一般参賀に天皇として今上天皇陛下が国民にお声をかけられるのは、この2019年1月2日が最後ということもあり、今年は近年では最多の参賀者数となりました。混雑具合も近年では最も混んでいました。しかしながら、警官の誘導、そして国民性もあり、列が乱されたり不満で荒ぶる人もなく、混雑でありながらも整然としていました。
ちなみに、本日の皇居の天候は晴れ、気温は午後1時過ぎの段階で10度でした。
今年の待ち時間も例年で最も長いものとなりました。ツイッターでの情報では、4時間待ちや5時間待ちを訴える人のつぶやきも確認できました。この待ち時間には、荷物チェックまでの待ち時間も含まれます。
そして、このように長時間待っている間に体調不良で列を離れて救護班の介抱を受けている人も散見されました。
今回、2回の追加のお出ましがあったので、15万4800人全ての参賀者が東庭に入ることができました。この追加がなければ、数万人は数時間待って結局参賀のお出ましを見られない、という事態となっていたでしょう。
来年1月は皇太子殿下が天皇即位され最初の一般参賀となりますので、また同様に多くの参賀者が皇居を訪れるでしょう。
宮内庁も根本的にこの一般参賀の方法を改革する必要があるのではと個人的には感じています。
皇居新年一般参賀2019での天皇陛下のお言葉は以下の通りでした。
「新年、おめでとう。晴れ渡った空のもと、皆さんとともに新年を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が少しでも多くの人々にとり、良き年となるよう願っています。年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」
短いながらも、国民そして世界の人たちへの素晴らしいお言葉をいただきました。
2019新年の皇居一般参賀の人数、参入時刻とお出まし回数の変更、そして混雑状況と待ち時間についてまとめました。
宮内庁発表で、2019年1月の一般参賀には、15万4800人が参加されました。待ち時間も午前中に皇居前に行った人でも4、5時間待った、という人も多く出ました。
来年は一般参賀の方式を改革すべきかと個人的に思っております。