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高木美帆、1500m6位 失速の理由を分析解説

高木美帆の2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック女子1500mレース概要高木美帆(31歳、TOKIOインカラミ)は、スピードスケートの女子1500mで世界記録保持者(1分49秒83、2019年樹立)として本命視され、2018年平昌・2022年北京両大会で連続銀メダルを獲得した種目だった。2026年ミラノ五輪では、金メダル獲得が最大目標とされ、大会前から「1500mで強くなるためなら他の種目も全力」と語っていた。しかし、2月20日の決勝で1分54秒865のタイムを記録し、6位に終わった。金メダルのアントワネット・ライプマデヨング(オランダ)とは0秒77差で、メダル圏外。レース後、高木はコーチと抱擁しながら号泣し、「自分の挑戦は終わったんだな」と語った。 今大会では既に女子500m、1000m、団体追い抜きで銅メダル3個を獲得し、日本女子冬季五輪最多の通算10個のメダルを達成。31歳での4大会連続出場という偉業を果たしたが、本命種目での失速は惜しまれている。 レースの経過と失速の詳細

  • スタートから中盤: 最終組で登場し、積極的に攻めの姿勢を貫いた。300m通過は24秒96(全体2位相当)、1100m通過は1分22秒60と金メダリストを上回るペース。序盤のラップタイムは今季最高の手応えで、「力感なく滑りたい」という目標をクリアしていた。
  • 失速の瞬間: ラスト1周(残り400m)で急激にペースダウン。ラップタイムを2秒59落とし、32秒26と大きく崩れた。特に残り200mでは上体が起き上がり、「体が止まっている」「動きが乱れている」と自覚しながら「ほぼ無心」でゴールを目指した。結果、順位を一気に落とし、メダル圏外へ。

この失速パターンはシーズンを通じての課題で、高木自身が「ラスト1周を超えられない」「詰め切れていなかった」と認めており、レース直後は「実力不足。ああそうかぁという感情だった」と淡々と振り返った。 失速の理由分析高木の失速は単一要因ではなく、複数の要素が複合的に絡んだと見られる。以下に主な理由を分析する。

  1. 疲労蓄積と複数種目出場の負担:
    • 今大会で1500m前に既に500m(銅)、1000m(銅)、団体追い抜き(銅)と3種目をこなしており、エースとしての重責が体力的・精神的に蓄積。北京五輪後からヨハン・デビットコーチと二人三脚で挑んだが、「1500mのための助走」と位置づけた他の種目が逆に疲労を増大させた可能性が高い。清水宏保氏(元五輪メダリスト)の解説では、「3種目を滑ってきた疲労が多少なりともあった」と指摘されている。
    • X上の議論でも、「疲労と重圧」が原因との声が多く、例えば「日本人として肉体の限界に果敢に挑戦」との投稿が見られる。
  2. 加齢によるスタミナ・体力の限界:
    • 31歳という年齢が中距離種目で影響。スピードスケートは瞬発力と持久力が求められるが、加齢で後半のスタミナが落ちやすい。X投稿で「31歳という加齢によるスタミナ切れ」との分析があり、次回五輪出場を「微妙」とする意見も。
    • 清水氏も「年齢から来る体力や感覚的なズレ」と述べ、終盤のタイムを「詰め切ることができなかった」と技術面の衰えを指摘。
  3. レース戦略のリスクと技術的課題:
    • 「勝ちたいから」と序盤から攻め込んだが、持続できず裏目。メダリスト3人は長距離型選手でラストのラップ下げ幅が1秒台と小さく、高木の積極策がスタミナを早々に消耗させた。高木は今季中盤から状態を上げたが、ブレード(刃)の試行錯誤やラスト1周の克服が不十分だったと自認。
    • 全体として、「スケーティングやスタミナを含めて実力不足」と本人が総括。

今後の展望高木はレース後、「気持ちが折れずにここまで来られた」と胸を張り、残る世界選手権オールラウンドで雪辱を期す意向。4度目の五輪で金メダルを逃したが、挑戦の姿勢は評価されており、Xでは「仕方ない。お疲れ様」との声が多い。 31歳の壁を超えるための調整が鍵だが、引退を示唆する発言もあり、キャリアの転機となるかも。

katchan17