ノーベル賞受賞者数国別ランキング(2025年10月8日時点)
2025年のノーベル賞発表は、10月6日に生理学・医学賞、7日に物理学賞、8日に化学賞が完了しています。文学賞(10月9日)、平和賞(10月10日)、経済学賞(10月13日)は未発表のため、本ランキングはこれまでの全受賞者(1901年~2025年10月8日現在)に基づきます。総受賞回数は629回(個人・組織合わせて1,018名)、個人は982名です。
2025年受賞者の概要(日本関連)
- 生理学・医学賞(10月6日): Mary E. Brunkow(米国)、Fred Ramsdell(米国)、坂口志文(日本、大阪大学特任教授) – 末梢免疫寛容の発見。
- 物理学賞(10月7日): John Clarke(英国)、Michel H. Devoret(フランス)、John M. Martinis(米国) – 巨視的量子トンネル効果とエネルギー量子化の発見。
- 化学賞(10月8日): 北川進(日本、京都大学特別教授)、Richard Robson(オーストラリア)、Omar M. Yaghi(米国) – 金属有機骨格(MOF)の開発。
これにより、日本は30人目の受賞者(坂口志文)と31人目(北川進)を獲得。2年連続の複数受賞で、日本は科学分野で特に強い存在感を示しています。
国別ランキング(トップ10)
ランキングは、ノーベル財団公式データおよびWikipediaに基づく累積受賞者数(個人ベース、複数国籍者は主な所属国でカウント)。2025年分を加算済みで、米国は物理学・医学・化学で各1人増(+3)、日本は+2、英国+1、フランス+1、オーストラリア+1。組織賞(例: 平和賞の団体)は国別集計に含めず、個人に焦点。
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順位 | 国名 | 総受賞者数 | 主な分野内訳(科学/文学/平和/経済) | 2025年増加 |
---|---|---|---|---|
1 | 米国 | 403 | 科学: 約250 / 文学: 13 / 平和: 約20 / 経済: 約60 | +3 |
2 | 英国 | 138 | 科学: 約90 / 文学: 約20 / 平和: 約10 / 経済: 約15 | +1 |
3 | ドイツ | 111 | 科学: 約80 / 文学: 約15 / 平和: 約10 / 経済: 約5 | 0 |
4 | フランス | 72 | 科学: 約50 / 文学: 約15 / 平和: 約5 / 経済: 約2 | +1 |
5 | スウェーデン | 33 | 科学: 約20 / 文学: 約8 / 平和: 約3 / 経済: 約2 | 0 |
6 | 日本 | 31 | 科学: 約22 / 文学: 2 / 平和: 1 / 経済: 約1 | +2 |
7 | スイス | 28 | 科学: 約15 / 文学: 約5 / 平和: 約5 / 経済: 約3 | 0 |
8 | カナダ | 23 | 科学: 約15 / 文学: 約3 / 平和: 約3 / 経済: 約2 | 0 |
9 | オーストリア | 23 | 科学: 約10 / 文学: 約8 / 平和: 約3 / 経済: 約2 | 0 |
10 | オランダ | 23 | 科学: 約12 / 文学: 約5 / 平和: 約3 / 経済: 約3 | 0 |
解説と注目点
- 米国の独走: 世界の研究投資と大学システムの強さが反映。2025年の3受賞でさらに差を広げました。
- 日本の躍進: 2025年で科学分野(医学・化学)2人増。総29人から31人に。近年(2010年代以降)の受賞率が高く、アジアトップ。
- 欧州の伝統: 英国・ドイツ・フランスが上位を占め、歴史的な科学・文学貢献が基盤。
- カウントの注意: 複数国籍者(例: 移民科学者)は主な活躍国でカウント。組織賞(例: 赤十字の複数受賞)は除外。
詳細はノーベル財団公式サイト(nobelprize.org)やWikipediaの国別リストを参照。残りの賞発表で変動の可能性あり。
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