大リーグ・サイ・ヤング賞の発表日時

2025年のMLBサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の発表は、11月12日(米国東部時間午後7時、MLB Networkでライブ放送)です。日本時間では、11月13日(午前9時)に相当します。AL(アメリカンリーグ)とNL(ナショナルリーグ)の両リーグの受賞者が同時に発表されます。

背景と詳細

  • 投票と選考: BBWAA(全米野球記者協会)による投票で、シーズン終了前に決定。最終候補はAL: Tarik Skubal (タイガース)、Hunter Brown (アストロズ)、Garrett Crochet (レッドソックス)。NL: Paul Skenes (パイレーツ)、Yoshinobu Yamamoto (ドジャース)、Cristopher Sánchez (フィリーズ)。
  • スケジュール全体: MLBアワードウィークの一環で、Rookie of the Year(11月10日)、Manager of the Year(11月11日)、Cy Young(11月12日)、MVP(11月13日)と連日発表。
  • 視聴方法: MLB Network、MLB.com、またはストリーミングサービス(例: Fubo)で視聴可能。日本からはDAZNやMLB.TV経由でアクセスできます。

山本由伸の2025年サイ・ヤング賞受賞チャンス

山本由伸投手(ロサンゼルス・ドジャース)は、2025年ナショナルリーグ(NL)サイ・ヤング賞の最終候補に選ばれ、受賞の可能性は十分にあります。ただし、現在の予測では約20-30%程度の確率と見込まれ、首位候補のポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)を逆転するのは厳しい状況です。以下で詳細を解説します。

最終候補と山本の成績

NLの最終候補は以下の3名です:

  • ポール・スキーンズ(パイレーツ): 10勝10敗、防御率2.12、奪三振数MLBトップの248、WHIP 0.92、fWAR(勝利貢献度)6.8。ルーキーイヤーながら圧倒的な奪三振率(11.2/9回)と安定感で、投票の中心。チームの貧打にもかかわらず、投票者はこれを考慮しにくい。
  • クリストファー・サンチェス(フィリーズ): 15勝7敗、防御率2.45、奪三振182、WHIP 1.05。最多勝と耐久力で評価され、2位争いの有力者。
  • 山本由伸(ドジャース): 12勝8敗、防御率2.49、奪三振201、WHIP 0.99、173.2回投球。被安打率(6.5/9回)でMLB最低を記録し、質の高い投球を展開。30先発すべてでクオリティスタート(6回3自責点以下)を達成し、OPS対戦.585と打者を封じ込めました。

山本の強みは、コマンド(制球力)と効率性。スプリッターの改良で空振り率50%超を叩き出し、被本塁打も14本に抑えました。ポストシーズンでは防御率1.45、ワールドシリーズMVPを獲得しましたが、サイ・ヤング賞はレギュラーシーズンのみ対象のため、直接影響しません。

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受賞チャンスの分析

  • 強み: 2年目の適応力が高く、ドジャースの強力打線のおかげで勝ち星が安定。ESPNの予測モデル(AXEシステム)では3位相当で、「支配的なポストシーズンが記憶に残る」との評価あり。X(旧Twitter)上でも、ファン投票で「Game 7なら山本」との声が多く、NL史上初の日本人受賞者(沢村賞3回の日本実績)としてストーリー性が高い。
  • 弱み: スキーンズの奪三振とfWARが上回り、勝ち星でサンチェスに劣る。ベッティングオッズ(5月時点)ではスキーンズが+270(約27%)、山本は+500前後(約17%)と推移。アナリストの多くがスキーンズを1位、山本を3位と予想。
  • 投票傾向: BBWAA(全米野球記者協会)の投票は防御率・WHIP・奪三振を重視。スキーンズの「ルーキー旋風」が有利ですが、山本の「エース級安定」が逆転の鍵。満票は厳しく、2-3位入賞が現実的。

Xの最新議論でも、スキーンズ支持が主流ですが、山本の「歴史的デビューシーズン」を称賛する投稿が目立ち、受賞なら「日本人初」のインパクト大。

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