この共産党議員の発言(「どこにどれだけのミサイルを配備するのか、説明が十分にされてない」)だけを取り上げると、一見すると「国防意識が低い」「敵に情報を与えるような質問だ」と批判されやすいのは確かです。
ただ、共産党(特に日本共産党)の立場から見ると、この質問の背景は少し違います。彼らの主張のポイントは以下の通りです:
- 「専守防衛」の厳格な遵守を求めている
日本共産党は憲法9条を厳格に解釈し、「敵基地攻撃能力」の保有自体に反対しています。ミサイル配備の具体的な場所・数量を政府に追及するのは、「本当に専守防衛の範囲内なのか?」「先制攻撃能力にならないか?」という疑念から来ています。 - 住民の安全・生活への影響を重視する立場
実際にミサイルが配備されれば、沖縄や九州など特定の地域に負担が集中します。共産党はそういう地域の住民運動とも連携しているため、「地元に十分な説明もなしに配備するのはおかしい」という主張を国会でも代弁している側面があります。 - 情報公開・国会審議の徹底を求める戦術
防衛省が「詳細は言えない」と答弁で逃げると、それを「国会軽視だ」と追及することで、政府の説明責任を問う材料にしています。これは野党としてよく使う手法です。
つまり、彼らにとって「国防意識がゼロ」というよりは、
「自衛隊が攻撃的な軍事力を持つこと自体が危険であり、だからこそ全てを国会・国民に透明にすべきだ」
という、一貫したイデオロギー的立場からの質問なのです。
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もちろん、一般国民の感覚からすると
「北朝鮮がミサイル撃ってくるのに、配備場所まで公開しろって敵に塩を送ってるようなものだ」
と映るのも無理はありません。実際、SNSなどでは「共産党は国防意識ゼロ」「売国」と炎上しやすい発言です。
結論を言うと:
- 彼らなりの「国防観」はある(=9条厳守・攻撃的軍事力は持たない)が、
- 現実の脅威(中国・北朝鮮)への対応としては、多くの国民が「甘すぎる」「非現実的」と感じる
→ そのギャップが「国防意識がない」と見える根本原因です。
なので「全く意識がない」とまでは言えないけど、大多数の国民が求める現実的な国防とは完全にズレている、というのが正確なところでしょう。
というかやはり日本共産議員は国益が立憲同様理解できてない
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