百田尚樹の国会質問の詳細

百田尚樹氏（日本保守党代表、参議院議員）は、2025年7月の参院選で初当選後、国会で複数の質問主意書を提出し、口頭質問も行っています。主な活動は日本保守党の公式サイトや国会中継で確認可能ですが、注目を集めたのは2025年11月20日の参議院経済産業委員会での初の本格的な口頭質問です。以下に、質問の詳細を時系列でまとめます。

主な国会活動の概要

• 質問主意書（書面質問）: 議員として国会に提出する正式な質問書。百田氏は2025年8月以降、複数回提出。
• 2025年8月1日: 「No.14」 – 具体的内容は非公開部分が多いが、党の国会活動ページで「質問内容」と「答弁書」が公開。主に政策提言関連。
• 2025年8月1日: 「No.13」 – 同上。
• 2025年10月21日: 「医師の応招義務及び不法滞在の外国人の医療費支払等に関する質問主意書」 – 不法滞在者の医療負担や医師の義務を問う。臨時国会開会日に提出され、移民政策批判の文脈で注目。
• 口頭質問（本会議・委員会）:
• 2025年8月5日: 参議院本会議で居眠り疑惑がXで指摘され、本人が「眠くならない奴がいたら教えてほしい。文句あるんかい！」と反論。質問自体ではなく、審議中の態度が話題に。
• 2025年11月20日: 参議院経済産業委員会（14時40分頃）。赤沢亮正経産大臣（自民党）相手に、初の国会質疑。テーマは日米関税交渉、GX（グリーントランスフォーメーション）推進、エネルギー政策。約20分の質疑で、党のYouTubeチャンネルでノーカット版が配信（視聴回数数万回超）。

11月20日質疑の詳細内容

国会中継（NHK・YouTube）と党公式動画から抽出。百田氏は大臣の言葉遣いや政策の曖昧さを追及し、国民目線の「分かりやすさ」を強調。一方、大臣側は事実確認を求め、対立が鮮明に。

• 冒頭のやり取り（褒め言葉の「ホメトラ」）:
• 赤沢大臣: 「百田さんの本はほぼ全て読んでいます。特に『プリズム』には震えました。天才だと思いました。」
• 百田氏: 「金にも女にも弱いんですが、いちばん弱いのが褒め言葉です。」（苦笑いし、勢いを削がれた様子）。これがXで「ホメトラ（褒めトラップ）」と話題に。
• 主な質問ポイント:

1. 日米関税交渉とMOU（覚書）: トランプ大統領やラトニック商務長官のテレビ発言を引用し、「米国の投資イニシアチブが日本の提案を雛形にしたのは事実か？」「MOUに5500億ドルの投資実行が明記されているか？」と追及。百田氏は「相場観が大きい」と主張。
2. エネルギー政策（火力発電・メガソーラー）: 「不適切なメガソーラーとは何か？」「火力発電の位置づけは？」と大臣の言葉の曖昧さを指摘。「国民に分からない表現を使うな」と批判。
3. GX推進の現実性: 中国依存脱却やエネルギー自給率向上を求め、「脱炭素路線は日本再生の鍵か？」と疑問。

• 大臣の主な答弁:
• MOU関連: 「ベッセント財務長官の発言は明確だが、百田氏の判断の根拠を示してほしい。MOUにはおっしゃるような内容は書いてありません。内閣官房HPで確認を。」
• エネルギー: 「GXは日本再生の鍵。百田氏の洞察に敬意を表しつつ、事実に基づく議論を。」
• 質疑の流れ: 百田氏の質問はストレートで揚げ足取り風とされ、大臣が一次資料（MOU文書）を基に訂正。百田氏は「テレビ発言を真に受けるな」と反論された形に。

この質疑は党の「日本を豊かに強く」理念を反映し、保守層から「国民目線で良い」と評価。一方、Xやメディアで「準備不足」との声も。

「レベル低い」という評価の真偽

百田氏の国会質問（特に11/20質疑）に対する「レベル低い」という評価は、主にXや一部メディアで広がっています。これは主観的な意見ですが、複数のソースから見て部分的に真実味がある一方、過度な批判の側面も。以下に根拠を基に検証します。

• 批判側の主張（レベル低いとされる理由）:
• 事実誤認の指摘: MOUの内容を誤解（テレビ発言を根拠に「雛形になった」と主張）が、大臣から「書いてありません」と即座に訂正。公式文書を読まずに質問した印象を与え、「一次資料無視」「印象論で国会をやるな」との声（X投稿例: @honmo_takeshiの「大恥をかいた」「血税の無駄」）。 62 これを「チンピラより程度が低い」「逃亡劇」と揶揄する投稿が数百件（例: @d98N574mU9wXcJQ）。 23
• 準備不足のイメージ: 70歳のベテラン作家・党首として、「ワイドショー以下の知識」「デマ陰謀論で迷惑」との総括（Xまとめサイト）。左派野党の同レベル質問なら「末代までイジられる」との比較も。 63
• 過去発言のブーメラン: 居眠り反論や過去の過激発言（子宮摘出論など）が掘り返され、「国会で真剣味がない」との文脈で評価を下げる（朝日新聞社説）。 46
• 擁護側の主張（レベルが高い・不当評価）:
• ストレートで国民目線: 「言葉の分かりやすさを問うのは保守党だけ」「素晴らしい」との声（YouTube: 山崎行太郎ch）。 21 党支持者からは「赤沢大臣のよいしょ返しが憎めない」「リベンジの島田議員質問も神」と好評（X: @yamatoairways）。 20
• 初質問の文脈: 作家出身の新人議員として、政策追及の意欲を評価。「褒められ弱い自虐が人間味ある」とのユーモア反応（Xトレンド #ホメトラ国会）。 37
• 全体のバランス: 質問主意書は政策提言として機能しており、レベル低いの評価は「エンタメ化しすぎ」「支持者甘やかし」のバイアス。保守系メディア（産経新聞）では「褒め言葉に弱いエピソード」をポジティブに報じる。 25
• 真偽の結論: 評価は主観的で分かれるが、事実誤認部分（MOU誤解）は客観的に「準備不足」と見なせ、レベル低いの根拠になる。一方、テーマの鋭さ（エネルギー自給・中国依存）は支持を集め、単なる「低い」とは言い切れず。Xの反響（批判:約60%、擁護:40%推定）から、党のエコチェンバー（支持者内輪） vs. 外部批判の構図。真偽を測るなら、中立的メディア（日経・時事）で「悔いの残る選挙後の愚直な訴え」と報じられるように、意欲は認めつつ、精度向上が課題。 13

詳細は参議院公式サイト（https://www.sangiin.go.jp）や日本保守党YouTubeで視聴を。次回（拉致問題特別委員会予定）で挽回が期待されます。