フィンエアー(Finnair)の国際線でスーツケース(トランク)が破損した場合の対応手順を、公式情報に基づいて説明します。まずは落ち着いて行動しましょう。早めの報告が重要です!
1. すぐに空港で報告する(最優先!)
- 荷物を受け取った直後、到着空港のBaggage Claimエリア(荷物受け取り場所)にあるFinnairのArrival Service desk(到着サービスカウンター)またはBaggage Service deskに行ってください。
- 破損をその場で確認してもらい、Property Irregularity Report (PIR) または損傷報告書を作成してもらいます。これで参照番号(WorldTracer番号)が発行されます。
- 空港を離れてから気づいた場合でも、オンラインで報告可能ですが、破損発見から7日以内に報告必須(モントリオール条約による)。遅れると補償が受けられなくなる可能性が高いです。
2. 報告と請求の方法
- オンライン報告:
- Finnairの公式ページ:https://www.finnair.com/bag または https://www.finnair.com/en/baggage-on-finnair-flights/lost–delayed-or-damaged-baggage
- ここから損傷報告を作成(PIRを作成)。
- 修理・補償の申請:
- 報告後、FinnairのパートナーサービスDolfi1920(www.dolfi1920.de)にログインして登録。修理や補償を申請します。Finnairのルールに基づいて処理されます。
- 自分で修理した場合:領収書を保管し、Finnairのフィードバック・補償フォーム(https://www.finnair.com/en/customer-care-and-contact-information/contact-and-request-forms/feedback-and-compensation)から請求。
- 必要書類・情報:
- 破損したスーツケースの写真(複数角度、破損箇所を明確に)。
- 搭乗券、バゲージタグの写真。
- PIR参照番号。
- スーツケースの購入証明(レシートがあればベスト、ない場合も申請可能だが額が減る可能性)。
- 修理見積もりや新品希望を記載。
3. 補償の内容
- モントリオール条約に基づき、最大約1,519 SDR(約1,900ユーロ、約30万円前後、為替による)まで補償。
- 対応例:修理(パートナー経由)、新品同等品提供、または現金補償。
- 補償対象外の例:
- 通常の摩耗(軽い傷、車輪の擦れなど、使用に支障がないもの)。
- 過積載や元々の欠陥による破損。
- 突起部(ハンドル、車輪)の軽微な損傷。
- 中身の破損(外側が無傷の場合)。
4. 追加のTips
- 旅行保険の活用:クレジットカード付帯の旅行保険や別途加入の保険があれば、航空会社の補償を超える分を請求可能。空港でのPIRが証明書として役立ちます。
- 乗り継ぎ便の場合:最終到着空港で報告(責任は最後の運航便にあることが多い)。
- 破損した荷物は、請求が解決するまで保管しておきましょう(検査が必要な場合あり)。
- 日本から問い合わせ:Finnair日本サイト(https://www.finnair.com/jp/ja)やカスタマーサービス経由。日本語対応あり。
- 体験談では、空港即報告+写真提出でスムーズに修理や補償されたケースが多いです。
早めに報告すれば、ほとんどの場合対応してもらえます。がんばってください! 追加で質問があれば教えてください。
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