丸山希選手の経歴詳細解説
(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック・女子ノーマルヒル個人銅メダリスト)丸山希(まるやま のぞみ)選手は、今大会で日本勢第1号のメダルとなる銅メダルを獲得した27歳の新星。五輪初出場でいきなり表彰台に立ち、日本女子スキージャンプ界に新たな歴史を刻みました(平昌2018の高梨沙羅以来の日本女子メダル)。ここでは、幼少期から五輪銅メダルまでの詳細な経歴をまとめます。基本プロフィール
- 生年月日:1998年6月2日(現在27歳)
- 出身地:長野県野沢温泉村(人口約3600人の「スキーの街」)
- 身長:約161cm
- 所属:北野建設スキー部(2021年入社)
- 出身校:長野県飯山高等学校 → 明治大学政治経済学部(2021年卒業)
- 血液型:AB型
- 利き足:右(踏切側)
- 特徴:遅咲きの努力家。北京五輪直前の大怪我を乗り越え、今季W杯で急成長(開幕から複数勝利)。メンタル強化に座禅を取り入れるなど、独特の精神管理が強み。
経歴の詳細(時系列)
| 時期 | 主な出来事・成績 | ポイント |
|---|---|---|
| 幼少期〜小学時代 | 小学校1年生からアルペンスキーの基礎を学び、小学4年生でスキージャンプ開始。兄(ノルディック複合)と姉(ジャンプ)の影響で、地元・野沢温泉スキークラブに入部。 | 野沢温泉村は1923年創設の伝統クラブで、五輪選手16人を輩出。丸山は「クラブがなかったらここまで続けられなかった」と感謝。道具も中学までクラブが全面支援。 |
| 中学生時代 | 野沢温泉中学校在籍。全日本スキー連盟ジュニアチームに中学生としてただ1人選出。 | 早くから全国レベルで注目。 |
| 高校時代(2014〜2017) | 長野県飯山高等学校入学。高校選抜スキー大会で1・2年時に連覇。2014年7月FISカップで国際大会デビュー。2015年ノルディックスキージュニア世界選手権団体銅メダル。2016/17シーズンにW杯札幌・蔵王大会に国内枠で初出場(予選敗退)。 | 高校時代に母・信子さんを亡くし、「母との約束」(メダル獲得)を胸に競技継続。 |
| 大学時代(2017〜2021) | 明治大学政治経済学部進学。明治大学スキー部史上39年ぶりの女子部員(同期含め女子1人)。監督に3度直談判し、「断トツで勝つ」条件で女子部員として入部。2018年サマーグランプリ初出場(ロシアChaikovskyで男女混合団体優勝=国際大会初表彰台)。2019年世界選手権初出場(個人17位、団体6位)。2020/21シーズンW杯総合日本人2位(11位)。 | 男子部中心の環境で孤軍奮闘。大学時代に飛躍の基盤を築く。 |
| 社会人時代(2021〜) | 北野建設入社。北京2022五輪直前(2021年10月)に全日本選手権で転倒し左膝前十字靭帯断裂・外側半月板損傷・大腿骨脛骨骨挫傷の大怪我。北京五輪出場断念、約9カ月のリハビリ。復帰後、2022/23シーズンW杯ウィリンゲンで初表彰台(2位)、日本女子史上初の表彰台独占に貢献。2023年世界選手権ラージヒル4位。2025年夏FISグランプリ総合優勝。2025/26シーズンW杯で開幕3連勝含む複数勝利、金メダル候補に急浮上。 | 怪我からの復活が最大のターニングポイント。「恐怖心」と「足裏感覚」を取り戻し、今季急成長。 |
| ミラノ・コルティナ2026 | 五輪初出場。女子ノーマルヒル(HS107m)で1回目97m(135.7点・暫定3位)、2回目100mの大ジャンプで合計261.8点。銅メダル獲得(日本勢メダル第1号)。「亡き母に『取ったよ!』と報告したい」と涙ながらに喜びを語る。 | 初出場でメダルという快挙。メダリスト実感が一夜明け湧いてきたとコメント。 |
銅メダルの意義と人柄
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- 遅咲きのヒロイン:27歳での五輪初出場・初メダルは異例。北京五輪欠場というどん底から「金メダルを目指す」と明確な目標に変わり、今季の爆発的成長につながった。
- メンタル強化:4年前から座禅を始め、3カ月に1回ペースで寺へ。飛躍直前の集中力アップに息を吐ききるテクニックを使用。
- 目標意識:所属先の人事考課シートに「総合240点、飛型点54点」と具体的に記入。常に過程を重視し、結果より改善点を重視するタイプ。
- 家族・地元への思い:亡き母との約束、地元クラブへの恩返し、兄姉の影響を常に口にする。野沢温泉村は「スキーの聖地」として丸山を支え続けた。
丸山希選手は、怪我と孤独な大学時代を乗り越え、努力とメンタルの強さで花開いた選手です。この銅メダルは、日本女子スキージャンプの新時代を象徴する一枚。残るラージヒルでもさらなる活躍が期待されます!
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