スピードスケートマススタート(Mass Start)は、2018年平昌冬季オリンピックから正式種目となった比較的新しい種目で、従来のタイムトライアル方式とは異なり、集団スタート(マススタート)とポイント制で順位を決めるのが最大の特徴です。マラソンやロードレースのような駆け引きが魅力で、転倒や接触のリスクが高い「団体戦要素のある個人種目」とも呼ばれます。基本ルール(オリンピック・ISU基準、ミラノ・コルティナ2026冬季大会準拠)

  • コースと周回数
    1周400mの標準リンク(内側の練習レーンも使用可能)。
    男女共通で16周(総距離6,400m)を滑走。
  • 出場選手数と予選方式
    予選(セミファイナル):最大30人程度が出場し、2組(ヒート)に分けて行う。各組の上位8人(合計16人)が決勝へ進出。
    決勝:最大16人が一斉にスタート。
  • スタート
    全選手が同時にスタート(マススタート)。
    1周目は加速禁止(ポジション取りのための急加速を防ぎ、転倒事故を防止するため)。
    1周目は集団でゆっくり滑走し、2周目以降から本格的な加速・追い抜きが可能。
    違反(1周目の加速)は失格。
    スタート直後に大勢が転倒した場合、再スタートの可能性あり。
  • ポイント制(順位決定の鍵)
    最終順位は獲得ポイントの合計で決まる。タイムではなくポイントがすべて! 
    • 中間ポイント(4周目、8周目、12周目の通過時点):
      1位通過 → 5ポイント(一部ソースで3ポイント表記ありだが、最新オリンピック基準では5-3-1が主流)
      2位通過 → 3ポイント
      3位通過 → 1ポイント
      4位以下 → 0ポイント
      (これを3回:最大9ポイント可能) 
    • 最終ポイント(ゴール時)
      1位 → 60ポイント
      2位 → 40ポイント
      3位 → 20ポイント
      4位 → 10ポイント
      5位 → 6ポイント
      6位 → 3ポイント
      7位以下 → 0ポイント(一部ルールで変動可能性あり)
    合計ポイントが高い順に1位〜。
    同点の場合はタイムで順位決定。
    重要ポイント:中間ポイントをたくさん稼いでも、ゴールで上位3位以内に入らないと高得点にならない。ラストスパートが決定的!
  • その他の重要ルール
    • 先頭から1周遅れ(ラップアウト)したら失格。 
    • 選手はショートトラック同様にヘルメットグローブを着用(安全対策)。 
    • 追い抜き時や密集時での接触・妨害は失格の対象。 
    • 各国最大2人出場(オリンピックの場合)。

見どころと戦略

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  • ラスト1周のスプリントが最大の見せ場! 中間ポイント狙いでペースをコントロールしつつ、体力を温存して最終スプリントで爆発する選手が勝つ。 
  • 同じ国の選手が協力(例:1人がペースメーカー役、もう1人がポイント狙い)する「チーム戦のような駆け引き」が面白い。 
  • 転倒多発の危険種目なので、密集した集団滑走のスリルが満載。

日本選手(例:佐藤綾乃、堀川桃香、佐々木翔夢など)はこの種目でメダル争いが期待されることが多く、戦略的なレース展開に注目です。ポイント制ゆえに「途中リードしても逆転される」ドラマが頻発します!

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