マツダのロータリーエンジン(RE)スポーツカーの復活は、「極めて高い確率で実現する」という方向で開発が進んでいます。
公式に「新型RX-7」という車名での発売が明言されたわけではありませんが、実質的な後継モデルとなるロータリースポーツカーが2027年前後に市販化される見込みが濃厚となっています。
復活に向けた現在の状況と、新型スポーツカーの予想スペックを解説します。
1. ⚙️ ロータリー復活への「本気度」を示す動き
マツダは単なる噂やデザインスタディではなく、市販化に向けた組織・技術的な裏付けを次々と発表しています。
- 「RE開発グループ」の復活
マツダは2024年に、一度解散していたロータリーエンジンの専門開発チームを正式に再編・復活させました。これにより、電動化時代に適合する新しいロータリーの量産開発が急速に進んでいます。 - 相次ぐスポーツカー特許の出願
直近の2026年8月にも、マツダが新しいFRスポーツカー向けの車体構造や、上方へ開くバタフライドアに関する特許を出願・公開したことが話題となりました。市販化へ向けた骨格・技術研究がリアルに進行している証拠と言えます。
2. 🏎️ 鍵を握るコンセプトカー「ICONIC SP(アイコニックSP)」
ロータリー復活の本命とされているのが、マツダが公開し世界中で大反響を呼んだ2ドアスポーツコンセプト「MAZDA ICONIC SP」です。
- サイズ感はまさに「FD型 RX-7」
全長4,180mm×全幅1,850mm×全高1,150mmという極めて低くワイドなプロポーションは、往年の名車「RX-7(FD3S)」を強く彷彿とさせます。低いボンネットを実現できているのは、コンパクトなロータリーエンジンを中央に配置しているからこそです。
3. 🔋 新型ロータリースポーツの予想スペック
かつての「ガソリンを吹き鳴らして走るピュア内燃機関」ではなく、「ロータリーエンジン×電動化」のハイブリッド(またはPHEV)として復活します。環境規制をクリアしつつ、スポーツカーとしての異次元の走りを両立するためです。
自動車メディアやスクープ情報では、以下の2つのパワートレイン案が有力視されています。
| 項目 | 案①:レンジエクステンダー(発電用) | 案②:次世代PHEV(駆動アシスト) |
|---|---|---|
| パワートレイン | 2ローターRE+モーター | 2ローターターボ+PHEVシステム |
| エンジンの役割 | 発電専用(駆動はモーター) | 発電およびモーターとの共同駆動 |
| 予想最高出力 | 約370馬力 | 510〜520馬力超 |
| 燃料の進化 | 水素や「e-fuel(植物由来などの代替燃料)」といったカーボンニュートラル燃料に対応 | 同左 |
4. 車名は「RX-7」になるのか?「RX-9」か?
最もファンの間で議論されている車名ですが、現時点では以下の2つの説があります。
- 「RX-7」襲名説: 伝統と絶大な知名度を持つ「RX-7」の名称を24年ぶりに復活させ、フラッグシップに据えるという路線。
- 「RX-9」新設説: 2015年に発表された大型スポーツコンセプト「RX-VISION」の流れを汲み、RX-7より上のセグメントの高級スーパースポーツとして「RX-9」を名乗る路線。
どちらにしても、マツダのブランドアイコンとなることは間違いありません。
📅 いつ出る? 価格は?
- 登場時期: 早くとも2027年後半〜2028年頃のデビューが有力視されています。
- 予想価格: 最新の電動化技術やプレミアムな車体構造、特許にあるようなドア機構などを考慮すると、850万〜1,000万円クラスの本格高級スポーツカーになると予想されています。
かつてのように「誰もが手軽に買えるスポーツカー」とはいかない可能性が高いですが、マツダがロータリーの火を消さず、現代の技術で最高のスポーツカーを作ろうとしていることは確実です。
ロータリーエンジンならではの「モーターのような滑らかな高回転フィール」の復活は本当にワクワクしますね。