NHKは、国民の政治意識を調べるため毎月電話による世論調査を実施しています。今年も、政治意識月例調査 2018年として続行しております。
そこで、最新の国民の世論、内閣支持や政党支持について、2018年2月の国民の政治意識をまとめて分析しました。
NHKの最新世論調査2018年2月の結果、内閣支持率について
NHKの最新世論調査2018年2月の結果、内閣支持率についてのまとめは以下の通りです。
支持する
1月 46(%)
2月 46(%)
支持しない
1月 37(%)
2月 34(%)
支持しない、が3%減っております。支持率と不支持率の差は12%と増えております。
NHKの最新世論調査2018年2月の結果、政党支持率について
NHKの最新世論調査2018年2月の結果、政党支持率についての各政党の1月と2月の推移は以下の通りです。
1月 38.1(%)
2月 38.7(%)
立憲民主党
1月 9.2(%)
2月 8.3(%)
公明党
1月 2.4(%)
2月 2.1(%)
希望の党
1月 1.0(%)
2月 0.4(%)
民進党
1月 1.3(%)
2月 1.4(%)
共産党
1月 3.6(%)
2月 2.7(%)
日本維新の会
1月 1.0(%)
2月 1.1(%)
自由党
1月 0.0(%)
2月 0.6(%)
社民党
1月 0.3(%)
2月 0.4(%)
その他の政治団体
1月 0.4(%)
2月 0.2(%)
支持政党なし
1月 36.6(%)
2月 36.8(%)
わからない、無回答
1月 6.2(%)
2月 7.4(%)
自民党の支持率は0.6%上昇、他に上昇した党は民進党、維新の会、自由党、社民党ですが、それらの党はそもそも支持率が1%前後そして1%未満の党です。
いわゆる一定の勢力をもつ野党、立憲民主党はもともと10%未満ですが、9.2%から8.3%への0.9%の支持率低下、また、同様に、共産党は3.6% から2.7%へ0.9%の低下です。
そして、希望の党はまさに衆議院選挙後支持率は低下する一方で、ついに0.4%になりました。
今年1月から2月までの政治をめぐる状況でこの支持率への影響として考えられるのは。国会での議論、意味がないと多くの国民が興味を示さない質問だけを繰り返す野党を見ての国民の失望、立憲民主党の憲法改正への理念の不安定さの露出、そして、安倍首相が平昌オリンピック開会式に出席するため韓国にわたり、韓国の大統領との会談で慰安婦問題に関する毅然とした態度を示したこと、アメリカ副大統領との息のあった行動ぶりなどが評価されたことなどが挙げられます。
さらに、最近、マスコミの権威失墜と問題となる事件が相次いでおり、そのマスコミの野党への援護射撃ができてない、もしくは逆効果、という野党とマスコミの二つの問題とも言えそうです。
NHKの最新世論調査、調査概要について
NHKの最新世論調査、調査概要については以下の通りです。
調査対象:全国の18歳以上の男女
調査方法:固定電話と携帯電話による電話法(RDD追跡法)
※2017年4月から固定電話に加えて携帯電話にも電話をかけて調査を実施。
調査相手(人) 2,171
回答数(人) 1,217
回答率(%) 56.1
まとめ
NHKの最新世論調査2018年2月の内閣政党支持率の推移とその分析をまとめました。また調査方法と概要に関して記載しました。
内閣支持率、自民党支持率ともに安定しております。野党は非常に厳しい状況が続いておりますが、国会での戦略などに根本的な問題がありそうです。