新型ランディ登場にSNSでも話題に！

　スズキの3列シートミニバン「ランディ」がフルモデルチェンジし、4代目となる新型モデルが2022年8月8日に発売されます。 　ミニバンとしてのランディは、初代モデルが2007年に登場。初代から3代目までは日産「セレナ」のOEM車として販売されましたが、4代目はトヨタから新型「ノア」のOEM供給を受けることになりました。

　新型ランディは新型ノアの標準仕様をベースとしつつ、フロントグリルは新型ノアのカスタム仕様のようなシルバー加飾を採用（ノア標準仕様はボディ同色）。押し出し感を強調。

エンブレムはスズキの「S」マークが装着されますが、エンブレム回りは新型ノアの標準仕様がメッキなのに対し、新型ランディはボディ同色となり、ひと味ちがった表情。

　SNSでは新型ランディのフロントマスクは好評。

　なお、リアは、エンブレム類の違いのほか、リアバンパーに備わるリフレクターの形状が異なり、またアルミホイールもそれぞれのデザインに差別化。

スライドドアにハンズフリー開閉機能を搭載

ボディサイズは全長4,695mm、全幅1,730mm。セカンドシートのロングスライドにより多彩なシートアレンジが可能で、広く自由度の高い室内空間を実現。グレード構成は7人乗りの「HYBRID G」と8人乗りの「G」の2種類だ。

　内装は、新型ノアはハイブリッド車・ガソリン車のどちらも7人乗りと8人乗りが設定されていますが、新型ランディはハイブリッド車が7人乗り、ガソリン車が8人乗り。

安全装備では車両や歩行者［昼夜］、自転車運転者［昼夜］、自動二輪車［昼］を直進時・交差点右左折時に検知して衝突警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティなどの先進技術を搭載した予防安全パッケージ「セーフティセンス」を設定。

スズキランディ　値段について

メーカー希望小売価格は「ランディ G(8人乗り)」が2WD310.64万円/4WD332.75万円、「ランディ HYBRID G(7人乗り)」が2WD345.07万円/E-Four369.71万円。なお、新型「ランディ」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。

　トヨタとスズキは、2017年に業務提携に向けた覚書を締結しており、車両を相互供給しています。

　欧州では「カローラツーリング」が「スウェイス」、「RAV4」が「アクロス」という名称で販売。直近では、2022年7月にスズキがインドで新型SUV「グランドビターラ」を発表しましたがこれはスズキが開発し、トヨタ・キルロスカ・モーターで8月より生産が開始されます。

さらに、2023年にはダイハツとコマーシャルジャパンパートナーシップテクノロジーズを含め、EVの軽商用バンの導入を目指すなど、トヨタとスズキの関係はますます深まっていくことになるようです。