日大アメフト監督 中村敏英監督 廃部と内部メールに関する情報をまとめました。
雲隠れの中村監督が〝犯人捜し〟「最後まで追及します」
日大アメフト部員に不穏ムード
犯人は名乗り出ろ! 日本大学の林真理子理事長(69)は4日に都内の大学本部で会見を開き、アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡る一連の対応を謝罪した。一方で、指導者としての責任を問われているアメフト部の中村敏英監督はこの日も姿を見せずじまい。薬物事件で立件された4人の部員以外にも関与者がいるとみられる中、監督自ら部内の〝犯人捜し〟に乗り出しているという。
林理事長は4か月ぶりとなる会見の冒頭で「本学アメリカンフットボール部員が違法薬物を巡って逮捕起訴されたこと、また、大学としての一連の対応の混乱により学生、生徒、保護者、卒業生の方々をはじめ関係者の皆さま方に大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを改めて深くおわび申し上げます」と謝罪。辞任については否定し、組織改革に取り組んでいく姿勢を示した。
一方、この日の会見にアメフト部の中村監督は出席せず。林理事長は「この会見は、日本大学が第三者委員会からの報告を受けて、私どもはこのように改革するというアンサーを皆さまに示してご理解をいただく趣旨。当然、監督は出席していない」と説明。中村監督が公の場で説明する機会を設けることには「約束できない」と明言を避けた。
林理事長はアメフト部の廃部についても「理事会で継続審議中」と正式決定には至っていないことを強調。ただ、会見に同席したスポーツ科学部長の益子俊志氏は「大麻を使用している学生がまだいるかもしれない。そういった学生と一緒にフットボールをやっていいのか」と廃部の方針が決まった理由を説明。
現状では最終的に消滅する公算が大きい。
そうした中、アメフト部の中村監督が部内で〝犯人捜し〟に乗り出していることが判明。ここまで3人の部員が逮捕され、1日には4人目が書類送検されている。北畠成文被告は1日の初公判で「10人程度が大麻を使っていたと思う」と述べており、まだ部内に複数の大麻使用者がいるとみられている。
中村監督は、チーム全体のSNSを通じて
「もしこのチームに薬物を使用した者がいたのであれば、今すぐに自ら申し出てほしい。それだけが理由ではないが、いまチームが廃部になろうとしているのはチームがいまだ潔白と言えないことが大きい。もうこれ以上、潔白な人に迷惑をかけないでほしい。このチームから出て行ってほしい。やったのなら認めろ。私は最後まで追及します」
などと部員たちに呼び掛けている。
この行動だけを見れば、廃部の回避を願う〝チーム愛〟の表れにも思えるが、部員たちの多くは額面通りに受けとめてはいないようだ。中村監督は直接部員たちに薬物事件に対する謝罪や説明をしておらず、部内では冷ややかな視線を向けられているからだ。現役部員は「この期に及んで、いまだ〝警察ごっこ〟をしている始末です…」とうんざりした様子で語っている。
大学側は6日にアメフト部指導陣、部員らが出席のもと、説明会を開く予定だが、アメフト部内外の不穏なムードは広がるばかり。まだまだ騒動は収まりそうにない。
出典 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/284885
日大アメフト部“内部情報” 部員「副学長がもみ消すと思った」初公判証言に、中村監督が真っ向反論
日大アメフト部 中村敏英 監督(1日の投稿)
「おかしいと思っています」
JNNが入手した、日大アメフト部の“内部情報”。監督やコーチ、全ての部員が閲覧・投稿できる連絡網です。中村敏英監督の投稿には、公判中の教え子、北畠成文被告への思いが綴られていました。
日大アメフト部 中村敏英 監督(3日の投稿)
「私は今でも、彼が自分から認めた事は良かったと思っています」
北畠被告
「(Q.見つかった時の監督の反応は?)『沢田さんに見つかってよかった』と。沢田副学長がもみ消すと思いました」
この証言について監督は、“主旨が異なる”として反論。
日大アメフト部 中村敏英 監督(3日の投稿)
「私は、沢田副学長が『悪いことをしたのであれば自ら反省して自首する事が今できる最善』とずっとおっしゃっていたので、『自ら申し出れて良かったな』という主旨の発言をしました」
食い違う主張。いずれにせよ、名門アメフト部は“廃部の危機”にあります。
きのう、林理事長は…
日本大学 林真理子 理事長
「(Q.林理事長としては廃部・存続の意見は?)継続審議中でございますので、ちょっと私の考えはご容赦いただきたいと」
アメフト部の処遇をめぐってきょう、文部科学大臣は…
盛山正仁 文科大臣
「日本大学側で学生に配慮したうえでの取り組みを進めていただきたい」
ただ、当初、部員からは、「当事者が先ではないのか」「人生が懸っている」など、“切実な思い”が噴出。これに対し1日午後、説明会開催の案内を送った監督は…
日大アメフト部 中村敏英 監督(1日の投稿)
「私も廃部(方針)に至る経緯、連絡の仕方や日時設定はおかしいと思っていますが、とにかく送るようにと言われ、何度も催促が来て(説明会の案内を)送るに至りました」
出典 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/877152?display=1