「私ね、あえて忠告しますけど、必ず公明党は貴方がたの足でまといになりますな。」についての解説

この発言は、2013年4月17日の第183回国会・国家基本政策委員会合同審査会（党首討論）で、当時日本維新の会の共同代表を務めていた石原慎太郎氏が、安倍晋三首相に対して述べたものです。石原氏は憲法改正の必要性を強調する中で、自民党と公明党の連立関係について触れ、公明党が将来的に自民党の政策推進の妨げになる可能性を指摘しました。国会記録によると、石原氏は「私ね、あえて忠告しますけど、必ず公明党は貴方がたの足でまといになりますな」と述べ、続けて「この問題（憲法改正）を乗り越えない限り、この国は再生しない」と主張しています。

この発言の背景には、石原氏の保守的な政治スタンスと、公明党の平和主義・慎重論（特に憲法9条改正への抵抗）が対立する点がありました。石原氏は東京都知事時代から公明党との協力関係に批判的で、維新の会としても自民党との連携を模索する中で、このような警告を発した形です。当時の報道では、石原氏の発言が与党内の分断を狙ったものとして取り上げられました。

この助言は2025年現在、再び注目を集めています。特に、公明党が自民党との連立政権を離脱する動き（2025年10月10日時点で報じられている）の中で、石原氏の予測が的中したとして、X（旧Twitter）上で多くの投稿が見られます。例えば、連立解消を「慧眼」と評価する声や、過去の国会映像を共有するものが広がっています。 実際の映像はYouTubeなどで確認可能で、2013年の党首討論の抜粋が公開されています。