マツダ CX-80 vs スバル レガシィ アウトバック(2025年モデル)の徹底比較
2025年現在の日本市場を基準に、マツダ CX-80(3列シートプレミアムSUV)とスバル レガシィ アウトバック(フルモデルチェンジ後のストロングハイブリッドワゴンSUV)を、サイズ、性能、安全装備、価格の観点で比較します。データは公式サイト、比較サイト(ガリバー、グーネット)、および最新報道に基づきます。CX-80は2024年発売の継続モデルでプレミアム志向、アウトバックは2025年4月フルチェンジでハイブリッド中心に進化。主なスペックはディーゼル/ハイブリッドの主流グレードを基準とします。
1. サイズ(寸法・室内空間・積載性)
CX-80は3列シート対応の大型SUVで、ファミリー向けのゆとりが特徴。アウトバックはワゴンスタイルで全長が短く、取り回しが良いが、2列シート中心。
| 項目 | マツダ CX-80 | スバル レガシィ アウトバック | 比較判定 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,990 mm | 4,870 mm | CX-80が120 mm長く、存在感大。 |
| 全幅 | 1,890 mm | 1,875 mm | CX-80が15 mm広く、安定感向上。 |
| 全高 | 1,710 mm | 1,675 mm | CX-80が35 mm高く、視界良好。 |
| ホイールベース | 3,120 mm | 2,745 mm | CX-80が375 mm長く、後席快適。 |
| 室内長×幅×高 | 2,650 × 1,550 × 1,233 mm | 1,840 × 1,545 × 1,245 mm | CX-80が圧倒的に広く、3列使用可(6-7人乗り)。アウトバックは5人乗り。 |
| ラゲッジ容量 | 約200-2,000 L(3列時/折り畳み) | 約512-1,800 L(後席使用/折り畳み) | CX-80が多人数・荷物対応で優位。 |
| 車両重量 | 約2,000 kg | 約1,700-1,800 kg | CX-80が重く、高級感あるが燃費影響。 |
| 最低地上高 | 約200 mm | 約220 mm | アウトバックがオフロード向き。 |
判定: CX-80の勝ち。大型ファミリーに最適だが、都市部の狭い道ではアウトバックのコンパクトさが有利。
2. 性能(エンジン・パワー・燃費・駆動)
CX-80は直6ディーゼル/ハイブリッドで滑らかな走り、アウトバックは水平対向エンジン+HEVでAWDの安定性が強み。2025アウトバックはストロングハイブリッド(S:HEV)で電動化進化。
| 項目 | マツダ CX-80 | スバル レガシィ アウトバック | 比較判定 |
|---|---|---|---|
| エンジン/モーター | 直6 3.3L ディーゼルターボ (XD) / PHEV (2.5L + モーター) | 水平対向4気筒 2.5L + モーター (S:HEV) / EV版あり | CX-80のディーゼルがトルク重視、アウトバックのHEVが静粛性高。 |
| 最高出力 | 231 PS / 4,000-4,200 rpm | 160 PS (エンジン) + 120 PS (モーター) = システム約280 PS | アウトバックのシステム出力で加速優位(0-100km/h約7秒)。 |
| 最大トルク | 500 Nm / 1,500-3,000 rpm | 209 Nm (エンジン) + 270 Nm (モーター) = システム約479 Nm | CX-80が低速トルク強く、坂道強い。 |
| トランスミッション | 8速AT | eCVT (電動無段変速) | CX-80のATがダイレクト感、アウトバックのCVTがスムーズ。 |
| 駆動方式 | FR / フルタイム4WD | シンメトリカルAWD (標準) | アウトバックのAWDが悪路/雪道で抜群。 |
| 燃費 (WLTCモード) | 12.9-19.2 km/L (ディーゼル18.2 km/L) | 約20-22 km/L (HEV推定、旧モデル13 km/L) | アウトバックのHEVがエコで優位。燃料タンク: CX-80 74L、アウトバック60-65L。 |
| 加速/最高速 | 0-100km/h 約8秒 / 約200 km/h | 0-100km/h 約7秒 / 約180 km/h | アウトバックが軽快。 |
判定: 引き分け。CX-80は高速安定、アウトバックはAWD&HEVのバランスで日常/アウトドア向き。
3. 安全装備(ADAS・衝突回避など)
両者とも先進安全装備が充実。CX-80はi-Activsense、アウトバックはEyeSight XでJNCAP/IIHS高評価。
| 項目 | マツダ CX-80 | スバル レガシィ アウトバック | 比較判定 |
|---|---|---|---|
| 衝突回避支援 (AEB) | 標準 (スマートブレーキサポート) | 標準 (EyeSight X: 自動ブレーキ) | 互角。 |
| レーンキープ/トレース | 標準 (レーンディパーチャー/キープ) | 標準 (アクティブレーンキープ + 変更支援) | アウトバックのハンズオフ (低速時)が先進。 |
| アダプティブクルーズ | 標準 (MRCC with Stop&Go) | 標準 (全車速追従 + 渋滞対応10分) | アウトバックの長時間対応が便利。 |
| ドライバー異常検知 | オプション (ドライタテール) | 標準 (異常時自動停止/警告) | アウトバック優位。 |
| ブラインドスポット | 標準 (BSM + RCT) | 標準 (死角検知) | 互角。 |
| その他 | 360°ビュー、JNCAP五つ星 (94%スコア) | 3D地図連携、IIHS Top Safety Pick+ | アウトバックのカメラ/レーダー進化で僅差勝ち。 |
| 標準装備率 | 高 (上位グレード標準) | 全グレードEyeSight標準 | アウトバックの包括性が高い。 |
判定: アウトバックの勝ち。EyeSight Xの次世代機能(ハンズオフ、曲線制御)が実用的で、安全ランキング上位。
4. 価格(日本市場、新車税込)
CX-80はプレミアム志向で高め、アウトバックはHEV化で値上げも手頃。
| 項目 | マツダ CX-80 | スバル レガシィ アウトバック | 比較判定 |
|---|---|---|---|
| 価格帯 (全グレード) | 約394万円 ~ 712万円 | 約450万円 ~ 500万円 (HEV推定、旧414-506万円) | アウトバックがコスパ良。 |
| エントリーグレード | XD L Package: 約475万円 | S:HEV Base: 約450万円 | アウトバック安価スタート。 |
| 上位グレード | PHEV Exclusive: 約650万円 | X-BREAK: 約480万円 | CX-80の高級装備で割高。 |
| 中古相場 (2025年) | 約400-625万円 | 約278-470万円 (旧モデル基準) | アウトバックの値崩れ早い。 |
判定: アウトバックの勝ち。HEVモデルでもCX-80より100-200万円安く、維持費 (燃費) も抑えやすい。
総合判定
- CX-80をおすすめする場合: 大型ファミリー(6-7人)でプレミアム内装・滑らかな走りを求める人。直6エンジンの高トルクと広い室内が魅力だが、価格と重量がネック。
- アウトバックをおすすめする場合: AWDの安定性とHEVのエコを重視するアウトドア/日常ユーザー。2025フルチェンジで安全・燃費が進化し、コスパ最高。
- 全体勝者: スバル レガシィ アウトバック。価格・安全・AWDのバランスが優れ、日本の実用性にマッチ。CX-80は「ラグジュアリー志向」のニッチ市場向け。購入時は試乗を推奨(燃費は実走行で変動)。最新情報はディーラー確認を。