ポストの内容分析このポストは、2025年11月24日にX(旧Twitter)上で活動家の暇空茜(ひまそらあかね)氏

@himasoraakane)が投稿したものです。投稿ID: 1992860479266689335で、投稿時点でのエンゲージメントはLikes 2,754、Reposts 215、Views 99,850と、大きな反響を呼んでいます。内容は、日本保守党の百田尚樹代表と飯山あかり氏の間の訴訟(通称「子宮摘出訴訟」)をめぐるものです。暇空氏自身が「保守党は大嫌い」と明言しつつ、この訴訟に限っては保守党側の主張に筋が通っていると評価する、意外性のある中立的・批判的なスタンスが特徴です。ポストの構造と主張の分解

  • 導入部: 「百田尚樹と飯山あかりが訴訟にまでなってるとかいうから 公開されてる訴状や動画切り抜きを軽く観たんだが 俺は保守党は大嫌いだが、この訴訟に限れば保守党が筋があると思う」
    • ここで、暇空氏の個人的な政治的嫌悪(保守党嫌い)を先に明示し、バイアスがないことを強調。訴状や動画を「軽く観た」と事実確認をアピールし、客観性を装いつつ、保守党擁護の意外性を演出。読者の興味を引くための「逆張り」手法。
  • 本論部: 「子宮摘出発言が問題だからといって 謝罪もしてるたとえばなし(それが不適切とはいえ)に ネチネチと 「日本保守党支持者は子宮摘出支持者だ」 「日本保守党関係者も支持者も摘出しろ!」 とかは堀口英利みたいとしかいえません」
    • 百田氏の発言を「不適切」と認めつつ、謝罪済みである点を擁護。飯山氏側の攻撃を「ネチネチ」と形容し、過度な個人・集団攻撃(例: 支持者全体を「子宮摘出支持者」とレッテル貼り、または「摘出しろ」と脅迫めいた表現)を批判。
    • 堀口英利への言及が象徴的。堀口氏はネット上で過激なフェミニズム批判や個人攻撃で知られる人物で、暇空氏(自身もColabo訴訟などで論争の中心)はこれを「下品」「幼稚」な攻撃パターンとして比喩。暇空氏のフェミニスト寄り立場から、飯山氏の手法を「似たような低レベル」と一刀両断し、両陣営の「過激さ」を相対化。

全体として、このポストは短文ながら論理的で、感情を交えつつ中立を装うスタイル。暇空氏のフォロワー層(リベラル・フェミニスト寄り)に対して「保守党擁護」をぶつけることで、議論を喚起する狙いが見えます。反応は二極化:保守党支持者から「珍しく正論!」と称賛(例: ポスト[post:0]の引用リポスト)、飯山支持者からは「暇空の保守擁護は胡散臭い」と反発(例: ポスト[post:2]、[post:5])。背景解説このポストの文脈は、2024年11月8日の百田尚樹氏の発言に遡ります。日本保守党のYouTube番組「ニュースあさ8時」で、少子化問題を議論中、百田氏は「絶対アカン事だけど」と前置きし、SF的なディストピア世界線として「30超えたら子宮摘出」を比喩的に発言。これを女性蔑視・差別的と受け止め、国内外メディアで炎上。 百田氏は即座に謝罪し、「SFの比喩で政策提案ではない」と釈明。 これに対し、飯山あかり氏(イスラム研究者、元保守党支持者から離脱)は、自身のYouTube配信でこれを「日本保守党の公約」と歪曲解釈。2024年10月以降、ほぼ毎日「子宮摘出を強制する党」「党の女性(有本香事務総長、伊藤純子氏)は子宮を摘出せよ」と繰り返し発信。 これが党のイメージを損ない、個人への侮辱に発展したとして、2025年3月に有本・伊藤氏が飯山氏を名誉毀損で提訴(東京地裁)。訴状は公開されており、飯山氏の配信動画を証拠に「虚偽の印象操作」「脅迫めいた発言」を主張。 飯山側は「言論の自由」「SLAPP(言論封じ訴訟)」と反論し、守る会を結成。 

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  • 両者の立場比較(表形式で整理):
側面日本保守党側(百田・有本・伊藤)飯山あかり側
発言の解釈SF比喩・謝罪済み。政策ではない。党の「本音」・女性蔑視の公約。
攻撃の焦点飯山の「歪曲拡散」と個人侮辱(「摘出しろ」)。百田の発言の女性差別性と党の「犬笛」(支持者への暗黙の合図)。
訴訟の目的名誉回復・党イメージ保護。言論弾圧の象徴として抵抗。
世論の反応保守層: 「飯山のデマ」。リベラル: 「元凶は百田」。リベラル層: 支持。保守: 「過激すぎ」。

この論争は、ネット右翼 vs. フェミニズムの対立を象徴。暇空氏のポストは、こうした二元論を崩す「第三者視点」を提供し、飯山氏の手法を「堀口英利化」と揶揄することで、フェミニスト内部の自己批判を促す効果を生んでいます。 今後の予想

  • 訴訟の進展: 第一回口頭弁論は2025年6月17日に開催済みで、飯山氏が意見陳述。 保守党側は有本氏の「証拠捏造」疑惑を飯山側が告発中ですが、証拠(飯山の配信動画)が明確なため、保守党有利と見られます。 判決は2026年春頃か。勝訴すれば飯山氏に賠償(数百万円規模?)と発言削除命令の可能性大。敗訴なら保守党の「SLAPP」イメージが強まり、党支持率(現在5-10%前後)にマイナス。 
  • ネット・世論の動向: ポストのような「中立批判」が増え、飯山氏の支持層(リベラル・反保守)が分裂するかも。保守党は選挙(2026年参院選)で「被害者アピール」を活用可能。一方、百田氏の過去発言(「大阪は10人中9人ブス」など)が掘り返され、党の女性票離反リスク。 全体として、ネット論争は長期化し、YouTube視聴率争いにシフト。暇空氏のような第三者が仲裁役になる可能性も。

この件は、政治的正しさ vs. 言論の自由のジレンマを浮き彫りに。ポストが示すように、両サイドの「ネチネチ」さがエスカレートを招いているのが実情です。

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