大石あきこ議員の過去発言の概要

大石あきこ議員(れいわ新選組共同代表、衆議院議員・大阪5区)は、元大阪府職員の経歴を活かし、維新の会批判や社会保障・教育政策を軸に鋭い発言で知られています。関西弁を交えたストレートなスタイルが特徴で、国会質疑や会見、X(旧Twitter)投稿を通じて、弱者目線を強調。過去の発言は主に自民・維新の「身を切る改革」の矛盾追及、政治資金問題、外交・経済政策に集中します。以下、時代・テーマ別に主なものをまとめました。情報は公的記録や報道に基づき、2025年12月11日現在のものを中心に抽出しています。

1. 政治資金・裏金問題関連(2023-2024年:自民党追及と自身の訂正弁明)

大石議員は自民党の裏金問題を国会で激しく追及する一方、自身の政治団体「大石あきこと歩む会」の収支報告書に約450万円の収入記載漏れ(2022年度分)が発覚し、訂正後に弁明。ネット上で「裏金議員」とのデマが広がった際の対応が象徴的です。

  • 2024年10月3日 X投稿(訂正弁明): 「大石あきこ事務所の収支報告書訂正手続きの一部を切り取って『大石あきこは裏金議員』なる無理スジのデマが流されています。大石あきこは裏金議員ではありません。提出した収支報告書に自らミスを見つけ、約2か月後に自ら訂正を申告した議員です。そのミスについては申し訳ないです。当時、収支報告書を作成した際に、ダブルチェックをする体制が取れず、記載漏れになってしまいました。大きな額でしたので申し訳ないです。」 3 6
  • 2024年10月13日 フジテレビ番組出演(橋下徹氏への反論): 橋下徹氏(元大阪府知事)が自身の訂正を「不記載だ」と指摘したのに対し、「自民の不記載みたいにしないで。納税せず一緒なんて言わないでください」と強く反論。自身のミスを認めつつ、自民の組織的隠蔽との違いを強調。 5
  • 2024年10月1日 衆院本会議抗議: 「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散やめろ」とプラカードを掲げ、自民の解散回避を批判。裏金問題の本質を「国民生活切り捨て」と位置づけ。 6

これらの発言は、れいわの「正義感アピール」を体現する一方、自身のミスが「大炎上」を招き、支持率に一時的な影響を与えました。

2. 維新の会・身を切る改革批判(2023年:大阪府政経験者としての視点)

元大阪府職員として、維新の政策を「大嘘」と痛烈に批判。国会やメディアで繰り返し取り上げ、れいわの対抗軸を明確に。

  • 2023年9月24日 日曜討論(NHK): 維新議員に対し、「維新の方が身を切る改革でやっていくと防衛費増額43兆円賛成されてますけど賄えるわけないじゃないですか!!嘘を言ってて虚しくならないんですか?」と追及。維新側が「姿勢の問題ですから」と返すと、「姿勢の問題? そんなんで国民の生活は守れへん!」と一喝。視聴者から「痛快」との声が相次ぎました。 14
  • 2023年頃 現代ビジネス寄稿(対談): 「維新ぎらいより、立憲ぎらい⁉ 参院選『無風』は野党の責任ちゃうんかい!」と野党全体を叱咤。維新の大阪拠点を「地元としてどうする?」と自問し、「国会も新聞も、茶番はいらんねん! 言いたいこと言って、中から変えられる人が必要」と主張。 11

これにより、大石議員は「維新キラー」としてメディア露出が増え、れいわの関西支持を固めました。

3. 外交・経済政策関連(2025年:党首会談や会見での発言)

2025年の会見では、日米協議やガソリン税をめぐり、国民目線の批判を展開。関西弁のユーモアを交えつつ、構造問題を指摘。

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  • 2025年7月25日 不定例記者会見: 日米関税協議の党首会談後、「石破総理からは資料も配られる形で、どのようなことを合意したのかの概要を説明…結構な品目が皆さんの報道に出てますけど、そんなこと欧米、誰も思ってへんでっていうところを見据えれば、やっぱり日本は大事にしてるのは国民なんだ、と。国会承認なしに勝手に外で物は決められませんという歯止めにしていく意味でも、やはり国会承認を今後手続きに入れていくっていうのは、不当な土俵を打ち破る1つの…当たり前にやってくれっていう考えなんです。」と、総理の成果を「暴れん坊みたいなのにはまってるだけ」と皮肉。 4
  • 2025年10月21日 不定例記者会見: 維新の連合政権参加を批判し、「このような自民自体がこの1年間の国政選挙で歴史的大敗。この背景には裏金問題から逃げてきたと。そして、国民生活をどんどん切り捨てて、過去最大の倒産にもかかわらず、まともな減税策、需要喚起策が何一つない。維新と自民の合意書の中では、既に与野党合意済みの内容しか含まれていませんので、ゼロ回答みたいなもんですよね。」と、ガソリン暫定税率廃止の停滞を非難。 13

4. その他の注目発言(名誉毀損訴訟関連・2023年)

  • 2023年 Twitter投稿(山口敬之氏関連): 元TBS記者・山口敬之氏を「思い上がったクソ野郎」と投稿し、名誉毀損で訴えられ、2023年7月に東京地裁から22万円の賠償命令。投稿は安倍政権批判の文脈でしたが、「言葉の暴力」との司法判断を受け、以降は慎重な表現にシフト。 9

発言の特徴と影響の分析

  • スタイル: 関西弁の親しみやすさと怒りの爆発がミックス(例: 「嘘を言ってて虚しくならないんですか?」)。れいわの「パフォーマンス政治」を象徴し、X拡散力が高い一方、批判派からは「感情的すぎる」との声も。
  • 影響: 支持層(若者・弱者層)には「本音の代弁者」として好評ですが、2024年の裏金訂正で信頼失墜の危機を招きました。全体として、れいわの支持率(約3-5%)を維持する原動力に。2025年の最近の発言(12月10日予算委員会「ちょちょちょ、待って下さい神輿やないねんからちょっとー」)は、この延長線上で、ユーモアが加わりミーム化。
  • 傾向: 初期(2019-2022年)は大阪府政批判中心、2023年以降は全国政策へシフト。教育・福祉関連の発言も多く、娘の学校懇談エピソード(2021年 X: 「少人数学級を実現したい」)で人間味をアピール。 14

大石議員の発言は、れいわの「闘う政治」を体現するものですが、ミス時の自己弁明が今後の信頼回復の鍵。最新の国会動向を注視してください。

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