日本保守党の他の訴訟事例(2025年12月現在)
日本保守党(代表:百田尚樹氏、事務総長:有本香氏)は、党批判者に対する名誉毀損訴訟を複数提起しており、多くの事例がSLAPP(言論封殺目的の戦略的訴訟)と批判されています。特に元党員の飯山陽氏関連の訴訟が集中し、総額数千万円規模に上ります。以下に主な事例をまとめます(ゴーストライター訴訟を除く)。
1. 日本保守党(団体) vs. 飯山陽氏(LGBT理解増進法関連)
- 内容: 飯山氏が月刊Hanadaで「日本保守党はLGBT理解増進法の問題に一切取り組んでいない」と記述したことを「虚偽」として名誉毀損で提訴。
- 請求額: 330万円(後に追加変更で増額)。
- 提訴時期: 2025年3月頃(令和7年ワ5545号)。
- 状況: 進行中。党側は島田洋一議員の活動を根拠に主張。
- 批判点: 党の政策批判を封じるSLAPPと指摘。
2. 有本香氏・伊藤純子氏(党幹部) vs. 飯山陽氏
- 内容: 飯山氏の党批判発言に対する名誉毀損。
- 請求額: 不明(複数件のひとつ)。
- 状況: 2025年春頃提訴、進行中。
- 特徴: 党幹部個人による連名提訴。
3. 百田尚樹氏 vs. 近藤倫子氏
- 内容: 近藤氏がYouTubeで百田氏の性格や遅刻を「発達心理学的に分析」した発言を名誉毀損・名誉感情侵害として提訴。
- 請求額: 不明。
- 代理人: 福永活也弁護士。
- 状況: 進行中または判決待ち。
- 批判点: 人格批判への過剰反応としてSLAPP視。
4. 党支持者による複数本人訴訟(カンパ返還要求) vs. 飯山陽氏
- 内容: 飯山氏が党の寄付金処理を批判した後、支持者が「カンパ詐欺」として返金要求の訴訟を多数提起(本人訴訟、弁護士なし)。
- 件数: 数十件規模(「名誉回復のため」と党側奨励)。
- 特徴: 百田氏が当初「負けたら補填」と発信(後に修正)。
- 批判点: 典型的なSLAPPで、嫌がらせ目的と非難。勝算薄いのに大量提起。
5. その他の関連訴訟
- 百田尚樹氏 vs. その他批判者: 過去を含め複数(例: 津田大介氏関連の旧訴訟で敗訴歴あり)。2025年時点で飯山氏関連以外に近藤氏や本間奈々氏など。
- 全体の件数: 報道では4〜9件以上とされ、飯山氏単独で2000万円超の請求。
- 守る会(被害者を守る会)の指摘: 党が言論弾圧を目的に訴訟乱発と主張。
内部対立関連(訴訟ではないが関連)
- 河村たかし氏(元共同代表) vs. 百田尚樹氏: 2025年、河村氏が百田氏を威力業務妨害・脅迫で刑事告訴(ペットボトル投げ付け疑惑)。党分裂の原因となり、河村氏離党。
- これにより党は事実上分裂状態。
これらの訴訟は、党のイメージ低下を招き、「SLAPP政党」との批判が強まっています。一方、党側は「正当な名誉回復」と主張。多くが進行中または敗訴(ゴーストライター案のように)で、言論の自由 vs. 名誉保護の議論を呼んでいます。詳細は裁判記録や飯山氏のnoteなどで確認可能です。追加の具体例が必要でしたらお知らせください!
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