河村たかし氏の日本保守党離党詳細(2025年10月)
日本保守党の共同代表だった河村たかし衆院議員(愛知1区、76歳)が、2025年10月8日付で離党届を提出し、離党が確定しました。これにより、党は結党から約2年で事実上の分裂状態に陥り、党イメージに大きな打撃を与えました。以下に経緯と詳細をまとめます。
離党の経緯
- 対立の始まり: 2025年春頃から、党運営を巡る百田尚樹代表(当時参院議員)との溝が深まる。河村氏は全国的な支部拡大・党勢拡大を主張(「数が要る」路線)したが、百田氏側は集権的運営を優先。4月22日の定例記者会見で口論に発展。
- ペットボトル事件(決定的きっかけ): 会見後、衆院第2議員会館内で百田氏が河村氏に向かってペットボトルを投げつけ、「お前、俺が殴ったら死ぬぞ」と脅迫したと河村氏が主張(威力業務妨害・脅迫容疑)。河村氏はこれを「身の危険を感じた」とし、10月2日、東京地検に告訴状提出。
- 百田氏側は「机に叩きつけただけ」「投げていない」と否定し、「パフォーマンス」と批判。
- 解任通告と友党関係解消: 9月、百田氏側が河村氏に共同代表解任と、河村氏率いる地域政党「減税日本」との「特別友党関係」解消を通告。一方的と反発した河村氏は拒否。
- 竹上裕子氏の先行離党: 河村氏に近い竹上裕子衆院議員(比例東海)が9月に離党届提出。
- 離党届提出: 10月8日、河村氏が離党届を提出。国会内で記者会見し、「党勢拡大の手法の違いが埋めがたい」「信頼関係は不可能」と説明。「理由はたくさんあるが、まずひとつはペットボトル事件」と強調。
離党後の動き
- 新会派結成: 河村氏と竹上氏で衆院会派「減税保守こども」を結成(10月8日届け出)。当面無所属で活動。
- 新党模索: 河村氏は「総理を目指す新しい勢力を作る」「国会にようけ友達いる」と述べ、新党設立を示唆。ただし、12月時点で具体化せず、減税日本として次期衆院選に4人擁立(河村氏、竹上氏ら)。
- 関連人物の離党: 名古屋市長の広沢一郎氏も保守党離党(河村氏の決断を尊重)。
影響と反応
- 党側: 百田氏・有本香事務総長は「残念」「パフォーマンス」と批判。党勢に悪影響だが、離党で「変な住人がいなくなった」との強気姿勢も。
- 社会的反応: 泥沼化(告訴含む)で党の信頼低下。「お家騒動」「事実上の分裂」と報道多数。保守層の分裂を懸念する声も。
- 河村氏の主張: 「ここが死に場所と思ってやってきたが、このままでは死ねん」「新しい旅が始まる」と前向き。総理を目指す意欲を強調。
この離党は、日本保守党の内紛を象徴し、党の安定性に疑問符を付けました。河村氏は減税日本を中心に活動継続中です。追加の最新情報が必要でしたらお知らせください! 🇯🇵
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