高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」を巡る事件は、運営会社元代表による大規模な詐欺・横領事件です。2025年12月27日現在の最新状況を含む詳細は以下の通りです。
事件の概要
- サービス形態: 顧客から預かった高級腕時計を希望者に貸し出し、所有者に預託料を支払う仕組み(シェアリングエコノミー)として運営されていました。
- 突然の閉鎖: 2024年1月31日、運営会社のネオリバース社が突如解散を発表し、預かっていた腕時計が返却されないまま元代表らが国外へ逃亡しました。
- 被害規模: 被害者数は全国で約650人、被害総額は腕時計約1,700本分(時価約28億円以上)に上るとされています。
捜査の進展(2025年12月の最新情報)
- 元代表の逮捕: 国際手配されていた元代表の福原敬済(小湊敬済)容疑者(44)が、潜伏先のアラブ首長国連邦(UAE)から日本へ帰国した2025年12月26日、成田空港にて詐欺容疑で逮捕されました。
- 資金の使途: 捜査により、福原容疑者らが顧客の腕時計を約2,300本無断で売却し、約18億円もの現金を不正に得ていた実態が判明しました。
- 得た資金のうち、約8億円はオンラインカジノ関係の口座へ入金され、約3億2,000万円は暗号資産(仮想通貨)の購入に充てられていました。
- 逃亡中の共犯者: 同様にドバイへ逃亡した元社員の永田大輔容疑者(40)については、警視庁が引き続き行方を追っています。
計画性の疑い
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福原容疑者は会社解散の数ヶ月前から、税理士に事業停止の意向を伝えたり、パスポート申請や英会話教室への入会を行ったりしていました。その一方で、直前まで「ギフト券贈呈キャンペーン」を実施して時計を大量にかき集めており、警視庁は当初から売却・逃亡目的で事業を拡大させた計画的な犯行とみて調べていま
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