マツダは大丈夫です。倒産リスクは極めて低く(倒産確率指標で0.05%未満など)、深刻な危機に陥っているわけではありませんが、2026年現在はかなり厳しい経営環境に直面しており、上期(2025年4〜9月)は大幅赤字となっています。主因は米国の輸入車関税(トランプ政権影響で当初25%→15%に引き下げられたが遅延・残存負担大)で、北米輸出依存が高いマツダに直撃しています。
以下に最新状況(2026年2月時点、2026年3月期中間決算・通期見通しベース)をまとめます。
2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の業績実績・見通し
| 項目 | 上期実績(4〜9月) | 通期見通し(会社発表) | 前年比・コメント |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2兆2,385億円 | 4兆9,000億円 | -6.5%(上期) / -2.4%(通期) |
| 営業利益 | -539億円(赤字) | +500億円 | 上期大幅赤字 / 通期黒字目標維持 |
| 経常利益 | -213億円(赤字) | +680億円(上方修正) | 為替益などで上方修正 |
| 純利益 | -453億円(赤字) | +200億円 | -82%減(前期比) |
| グローバル販売台数 | 609千台 | 1,300千台(前年並み) | -3.3%(上期) |
| 主な減益要因 | 関税影響 -971億円 | 関税総影響1,000億円超見込み | 北米輸出8割が対象 |
- 上期は営業・純利益ともに赤字転落。関税負担が重く、北米販売を慎重に抑えた影響も。
- 通期では下期反転を強く見込んでおり、新型CX-5の本格投入(2026年モデル年次改良+価格400〜700ドル引き上げ)、欧州向けMAZDA6e展開、米国需要の想定上振れで黒字化を目指す。
- 配当は前期並み(年間55円)維持を発表。キャッシュフローも通期黒字化目標。
なぜ「大丈夫」なのか(倒産しない根拠)
- 財務基盤:自己資本比率約43%、有利子負債は数千億円規模で国家予算級の「55兆円負債」などの噂は誤情報。手元資金・借入余力は十分。
- 販売基盤:グローバル130万台前後を維持。CXシリーズ(特にCX-5/CX-50)が北米で堅調。中国・欧州は苦戦だが、北米好調でカバー。
- 対策進捗:原価低減・サプライチェーン強化(日本製鉄との鋼材10%軽量化など)、生成AI活用業務改革、ライトアセット戦略(多様な電動化を効率的に)。
- 外部支援:過去のフォード提携危機(1990年代)やリーマン時も乗り越え。基幹産業として政府・金融機関のバックアップ期待大。
- 倒産確率:各種指標でほぼゼロ。市場でも「崖っぷち」ではなく「厳しいが耐えられる」評価。
リスクと懸念点
- 米関税のさらなる変動や中国競合激化で下期計画未達なら赤字拡大の可能性。
- EVシフト遅れ(マイルドHV中心で2027年ストロングHV投入予定)が続けば長期的に不利。
- 報道では「厳しい経営状況」「崖っぷち」論調が多いが、会社側は「下期反転の土台できた」と前向き。
まとめると、日産のような巨額赤字・リストラ大規模化・社債償還危機レベルではなく、マツダは関税ショックの一時的な打撃を受けつつ、新型投入と価格戦略で持ち直すシナリオを描いています。ファン目線ではCX-5新型や電動化ロードマップに期待大。最新の詳細はマツダ公式IRサイトで確認を!
スポンサーリンク
スポンサーリンク