平野歩夢の復帰ストーリーは、まさに不屈の精神と奇跡的な回復力の象徴です。ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックでの彼の挑戦は、スポーツ史に残るドラマチックなものとなっています。

負傷の瞬間(2026年1月17日)

スイス・ラークスで開催されたワールドカップ(W杯)ハーフパイプ決勝。平野は自身が開発した超高難度技「frontside double-cork 1260 crippler Japan grab」(2回転縦+3.5回転横軸の複合技)を試みたものの、着地に失敗。高さ約8mからの激しい転倒で、板が折れるほどの衝撃を受け、顔面(鼻など)と下半身(特に骨盤の右腸骨)を強打。顔から出血し、膝は2倍近くに腫れ上がり、複数箇所の骨折(非転位性)と打撲と診断されました。

転倒直後、本人は「終わった」と思ったと語っています。帰国後、検査で骨盤骨折(腸骨)2カ所と膝の重い打撲が判明。一時は車いすや松葉杖生活を強いられ、膝の感覚がなく、痛みと腫れで日常生活すらままならない状態でした。五輪までわずか25日というタイミングでの大ケガで、出場は絶望的と見られました。

驚異の回復と決意

全日本スキー連盟は「段階的に練習を再開予定」と発表し、平野自身も「可能性が0じゃなかった。1%でもあれば、この場に足を運んで滑りたい」と強い意志を示しました。治療とリハビリを重ね、イタリア入り後は雪上復帰。公式練習ではまだ痛みがあり、「無理をせずに滑っている」「膝の感覚がないような感じ」「本調子ではない」と本人が明かしていますが、顔の腫れや青あざはほぼ完治し、体は「何とか大丈夫」とまで回復。

彼の言葉から伝わるのは:

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  • 「日に日に良くなることに少しの喜びを感じて」
  • 「このまま終わるより、悔いなく最後までやりきりたい」
  • 「限界を乗り越えられる滑りをしたい。どこまでいけるかに懸けて頑張りたい」

という、諦めない精神です。トレーナーや医療スタッフのサポートも大きかったですが、平野のメンタルと身体能力が奇跡を起こしたと言えます。

五輪での復活(予選結果)

予選(現地2月11日)で、負傷からわずか25日。1本目で83.00点をマークし、会場を沸かせました。満身創痍ながら高難度回転技を決め、不屈の復活を証明。予選通過を果たし、決勝(2月13日)へ進出。スコッティ・ジェームズら強豪との対決で、連覇への挑戦が続きます。

平野歩夢のこのストーリーは、北京2022金メダル(トリプルコーク1440で歴史を変えた男)の延長線上にある、人間の限界を超える物語。痛みと戦いながらも「自分ができるベストを尽くすのみ」と言い切る姿に、多くの人が勇気をもらっています。

決勝でどんな滑りを見せてくれるか…本当に目が離せません! 🇯🇵🏂 平野歩夢、応援しています!

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