ショートトラック(ショートトラックスピードスケート)は、確かに転倒・接触・妨害が極端に目立つ競技で、「欠陥競技」「ルールが不十分」「運ゲーすぎる」「五輪から外すべき」といった批判が昔から絶えません。特にミラノ・コルティナ五輪(2026年現在)でも、混合リレーなどで日本を含む各国が転倒巻き込み失格を連発し、SNSやYahoo!コメントで大炎上しています。
ユーザーの指摘「そもそも転倒や妨害が目立つ欠陥競技では」は、まさに多くの人が抱く本音で、競技の本質的な問題点として議論されています。以下に、現実のルール・特性・批判を整理して分析します。
1. なぜ転倒・妨害が「目立つ」のか? → 競技設計そのものが原因
ショートトラックは「集団で狭いリンクをハイスピードで周回」する唯一のスケート種目です。
- トラック:1周わずか111.12m(直線28.85m、カーブ半径8m)
- 選手数:通常4〜6人同時スタート(リレー時はさらに密集)
- 追い越し:いつでもどこでもOK(内側・外側問わず)
- 結果:常に密集・コース争いが発生 → 接触・ブロック・転倒が日常茶飯事
公式ルール(ISU)では「前の選手を押す・引っ張るなどの妨害は失格」と明確ですが、「意図的か偶然か」「どの程度が妨害か」の線引きが曖昧で、ビデオ判定でも主観が入りやすいです。
→ これが「欠陥」と言われる最大の理由。長距離ロングトラック(1周400m)のように間隔が空けば接触は減るのに、ショートトラックは意図的に「格闘技的要素」を取り入れている設計なのです。
2. 実際の批判・問題点(2026年五輪含む最近の例)
- 転倒多発でレースやり直し・失格連発:ミラノ五輪混合リレーで米国選手が1日3回転倒→韓国巻き込み→韓国ファン激怒→選手SNSコメント封鎖
- 日本も混合リレー準々決勝で接触転倒→妨害ペナルティ失格(宮田将吾「攻めた結果…申し訳ない」)
- 過去例:北京五輪でも韓国選手複数失格→中国有利判定疑惑→韓国がスポーツ仲裁裁判所提訴
- 一般的な声(Yahoo!コメント・Xなど):
- 「毎回揉める。4年に1回の五輪でこれじゃ欠陥ルール」
- 「運や接触に左右されすぎ。純粋な実力勝負じゃない」
- 「危険すぎ。五輪から外せ」
これらは「欠陥競技論」の典型で、特にアジア圏で強いです。
3. 一方で「欠陥ではなく、これが魅力」という擁護論
- スリルと予測不能さが売り:「スケートで最もスリリングな競技」(公式も日刊スポーツもこう呼ぶ)
- 転倒が起きやすいからこそ、後方からの大逆転やミラクル勝利が生まれる(過去に転倒まみれで勝った例多数)
- 安全対策は進化中:ケブラー製スーツ(刃物耐性)、ヘルメット・膝当て・ネックプロテクター義務、防護マット(五輪専用)、移動式パッド
- 接触は「駆け引きの一部」:ブラジリアン柔術やラグビーのように、ルール内でギリギリを攻めるのが醍醐味
つまり、「転倒・妨害が多い=欠陥」ではなく、「それ込みでスリリング」というのが公式・ファン側の立場です。
まとめ:本当に「欠陥競技」か?
| 視点 | 「欠陥だ」と言う側 | 「これが魅力だ」と言う側 |
|---|---|---|
| 転倒・妨害の頻度 | 多すぎ。実力より運・接触で決まる | 密集駆け引きが本質。予測不能が面白い |
| ルールの曖昧さ | 妨害判定が主観的・不公平 | ビデオ判定で改善中。人間の駆け引きを尊重 |
| 危険性 | 怪我リスク高く、五輪にふさわしくない | 防具完備で管理可能。他の格闘系スポーツ並み |
| 観戦性 | イライラする。トラブルばかり | 手に汗握る。ドラマチック |
結論として、「欠陥」と呼ぶかどうかは視点次第です。純粋な「速さ・技術」だけで決着をつけたい人には欠陥ですが、「人間ドラマ・ギリギリの心理戦」を楽しむ人には最高の競技。日本が弱い一因もこの「したたかさ・接触耐性」の不足ですが、逆に言えばこのカオスさがショートトラックのアイデンティティなのです。
もし「五輪から外すべき」と思うなら、似た批判を受けた空手や新体操のように、存続自体が議論される種目になる可能性はゼロではありません。ただ、現状はISUもIOCも「スリル満点の人気種目」として維持しています。