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関西国際空港の台風の被害と復旧再開の状況について。9月5日午前

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9月4日に台風21号が近畿地方を直撃して、大きな被害をもたらしました。
特に経済的な打撃も不安視されているのが、関西国際空港の現状です。
そこで、関西国際空港の台風の被害と復旧の状況について、9月5日朝の情報をまとめました。

関西国際空港の台風の被害について

台風21号の近畿地方直撃の影響が、交通、そして経済の重要な拠点とも言える、関西国際空港を襲いました。
それは、高波の影響による浸水、そして、タンカーが連絡橋に激突したことによるものです。

関空を運営する関西エアポートによると、第1ターミナルビルのA滑走路と航空機の駐機場のほぼ全域が冠水しました。浸水した水深は深い場所で約50センチに達しています。

そして、空港のA/B滑走路は4日正午に閉鎖されました。この段階で再開時期不明です。

強風と高波によって滑走路だけでなく駐機場周辺にも海水が入り冠水して、上空からの映像ではまさに空港が水没しています。

関西空港建物の地下にも浸水、そして配電設備など重要な機械室にも浸水しました。

これによって4日午後3時過ぎには第1ターミナルビルの一部が停電する事態となりました。

冠水の場所は以下の通りです

・第1ターミナルビル側A滑走路の滑走路ならびに駐機場ほぼ全域が冠水しました。深い場所で50cmと発表されています。
・第1ターミナルビル地下従業員用エリアが冠水しました。 ただし旅客ターミナルビルなど利用客エリアへの浸水はありません。
・第2ターミナルビルおよびB滑走路には影響はありません。

関西国際空港島とりんくうタウンを結ぶ連絡橋にタンカーが衝突

さらに問題を深刻化させたのが、関西国際空港島とりんくうタウンを結ぶ連絡橋にタンカーが衝突し、連絡橋が大きく損傷したことです。

9月4日午後1時半ごろ、関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋にタンカー「宝運丸」(2591トン、全長89メートル)が台風による強風で流され衝突し乗組員11人にけがはなかったとのことです。
宝運丸は右舷側から橋にぶつかり、めり込むような状態で動けなくなっています。船内に一部浸水してさらにエンジンが止まって航行できない状況です、

連絡橋を通るガス管に破損が見つかり、さらに連絡橋は空港に向かう車が通る部分の橋桁が衝突で陥没してゆがんでいます。そして橋が大きくずれてとても車が通行できる状況ではありません。

さらに鉄道の連絡橋部分にも被害が発生しており、通行再開は不明とのことです。

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関西国際空港の台風の被害と復旧再開状況について9月5日朝の発表

関西国際空港のサイトの情報では以下の通りです。

2018.9.5(03:00)の状況

9月5日(水)は全便欠航です。

9月5日(水)早朝(6時ごろ発)から神戸空港とを結ぶベイ・シャトルが運航予定で、孤立していた状況は脱しました。なお、臨時便のため無料です。

<滑走路>

A・B滑走路とも閉鎖中。9月5日(水)中の再開予定はありません。

<連絡橋>

鉄道・自動車道とも通行止めです。タンカー船の衝突により、連絡橋の南側の橋脚が大きく損傷しているためです。

<停電>

2018年9月4日(火)13 時 30 分以降、第1ターミナルビルおよび第2ターミナルビルの一部で停電中です。

https://www.kansai-airport.or.jp/notices/2620

まとめ

関西国際空港の台風の被害と復旧の状況について、9月5日朝の情報をまとめました。
復旧再開の見込みは不明です。
新たな情報が入り次第アップデートします。

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