イチロー選手マーリンズと契約終了でフリーエージェントへ
メジャーリーグMLB、マイアミ・マーリンズは11月3日、イチロー選手と来シーズンの契約を更新しないと発表しました。マーリンズが持つ来季のの契約選択権、年俸200万ドルを行使せず、違約金として50万ドルがイチロー選手に支払われます。
これでイチロー選手はフリーエージェント(FA)となり、移籍先を探すことになりました。
ここで、イチロー選手の2017年の成績のまとめ、今後の去就の予想をしてみました。
イチロー選手の2017年の成績のまとめ
2016年にはメジャーリーグで3000本安打を達成しましたが、メジャー17年目の2017年は4番目の外野手として主に代打で出場しました。
2017年通算成績
136試合
196打席
19得点
50安打
6二塁打
3本塁打
20打点
18四死球
35三振
1盗塁
0犠飛
1犠打
打率 .255
メジャーリーグ通算で3080安打、日米通算では4358安打まで伸ばしました。
もちろん、日本人選手としては、過去最高の記録保持者であり、この記録を破る選手は二度と現れないでしょう。
メジャーリーグの殿堂入りもこのまま引退してもほぼ確実とされています。
今期の成績はイチロー選手の全盛期を知るものとしては寂しい限りではあります。
イチロー選手の去就の予想について
マーリンズが来季の契約を結ばないと発表して、現在フリーエージェント(FA)となりました。
現在彼の年齢は44歳(生年月日は1973年10月22日)です。
この年齢の外野手のFA選手を獲得するメジャーリーグのチームが出てくるかどうか、非常に興味があります。
例えば、シアトルマリナーズが再び彼のラストイヤーを演出する可能性はあるでしょう。
もしくは、他の球団がマイナー契約のオファーを出して、キャンプやマイナーリーグでの彼のプレーで判断するという道もあります。
もし、日本球界に戻ることを本人が決意したら、中日ドラゴンズ、もしくはオリックスブレーブスに獲得の意思があると言われています。
人気面でも未だネームバリューが高い彼を日本の球団が1年契約するメリットは多大にあります。
ただ、これだけの成績をメジャーリーグで収めており、日本に戻るモチベーションが本人にあるかどうかですね。
本人は50歳まで現役でプレーを希望しておりますが、その場合のプレーが日本も含めるのかどうかがポイントです。
例えば、過去には松井秀喜選手は日本球界に戻ることはありませんでした。彼は、昔のジャイアンツの4番の自分のプレーを期待されてもそれに応えることはできない、と語っていました。
今のイチロー選手は、自分がどれだけ日本球界で通用すると判断しているでしょうか?
私の予想ですが、メジャーリーグに来る前、日本球界ではまさにピッチャーが投げるボールがないレベルにまで達していたイチロー選手の日本球界復帰の可能性は、低いと言わざるをえません。
まとめ
2017年のイチロー選手は136試合出場50安打打率.255でした。44歳になる来季、マーリンズは契約を結ばないと発表、フリーエージェントとして移籍先を探している状態です。候補としてはマリナーズ、マイナー契約、中日ドラゴンズ、オリックスバッファローズが挙げられます。アメリカで現役を続行できない場合は引退する可能性が高いと予想します。