海外では日本と違う危険な事件に巻き込まれる可能性があります。
フランス安全情報 フランスパリで日本人が塩酸をかけられるをまとめました。
在フランス日本大使館 安全情報 2021年2月 パリで日本人が塩酸をかけられる
在フランス日本国大使館領事部からのメール
在フランス日本国大使館領事部から送られたフランス在住者宛てのメールによれば、2月10日(水)の夕方、パリ17区の公共空間に被害者である日本人が友人と3人でいたところ、塩酸をかけられ、顔をガードするために覆った掌に火傷するという傷害事件があった
(1)2月10日(水)夕刻、パリ17区の公共空間において、邦人被害者が友人と3人でいたところ、フードをかぶり下を向いて歩いてきた3人組(男女の別不明)からいきなり顔に向けて液体をかけられた。
(2)不審なグループだったため注意していたが、グループのうち一人が液体の入ったボトル(工具店などで普通に購入できるもの)を取り出した瞬間、危険を察知し、手で顔をガードした。幸いにして顔には液体がかからなかったが、掌に火傷を負った。
(3)すぐにその場から避難した後、医者の診断を受けたところ、火傷は塩酸によるものであることが判明した。仮に顔(特に目など)にかかっていた場合、失明など取り返しのつかない事案に発展していた可能性があった。
(メールより引用)
フランス安全情報 2021年2月 アシッドアタックについて
このように塩酸などをかける事件はアシッドアタックと呼ばれます。
アシッドアタックは女性に行われることが多く、イギリスや他の国では件数的にも多いようだが、フランスでは女性に限らず、2019年2月に地下鉄にて硫酸をかけたとみられる事件が2回起こっています。
フランス安全情報 2021年2月 注意勧告
在フランス日本国大使館領事部からのメールでは以下のように注意勧告がされています。
「フランスでは暴力を伴う犯罪の発生が絶えないため、犯罪に巻き込まれることのないよう、公共交通機関を利用したり屋外を移動する場合は、周囲の状況に常に注意を払い、人の少ない場所・時間帯を避けて複数で移動し、不審者・グループが近づいてきた際にはすぐにその場を離れる等、身の回りの安全に十分注意してください」
まとめ
フランス安全情報 2021年2月 パリで日本人が塩酸をかけられた件に関してまとめました。
・2月10日、パリで日本人3人が何者かに塩酸をかけられる。
・仏でスリ・ひったくりを含む事件に巻き込まれる可能性。
・情報収集を心掛け、危険なことを遠ざけて行動しましょう。
出典
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1ae7bc1714e3dd4c249a5c0c945647e0ca46584?page=1