2025年 ライスボウルトーナメント準決勝 ライスボウル概要2025年の社会人日本一を決めるライスボウルトーナメント(Xリーグプレーオフ)準決勝「ライスボウル」(12月13日土曜日、ヤンマースタジアム長居、14:00キックオフ)では、X1 Super WEST1位のパナソニック インパルス(以下、パナソニック)とCENTRAL2位の富士通 フロンティアーズ(以下、富士通)が対戦します。パナソニックはリーグ戦無敗で総合1位、富士通は4勝2敗の総合5位から勝ち上がり。両チームとも準々決勝を大差で突破(パナソニック 52-14 IBM、富士通 42-28 ノジマ相模原)し、全国4強に。パナソニックの多角攻撃 vs 富士通のパス爆発力が焦点で、昨年パナソニックが日本一を果たしただけに、連覇か奪還かの一戦。以下に今シーズンの詳細成績を分析し、結果を予想します。今シーズンの両チーム成績詳細パナソニック インパルス(X1 Super WEST:6勝0敗、勝ち点18、総得点289・総失点169、得失点差+120)パナソニックは全6試合無敗でディビジョン&総合1位。攻撃平均約48.2点とリーグトップの爆発力で、ラン(総約1,200ヤード推定)とパスをバランスよく展開。守備も失点平均28.2点と安定し、完封勝利2回を含む大差勝ちが多い。準々決勝ではラン4TD・パス3TDで52点圧倒。
| 節 | 対戦相手 | スコア (パナソニック-相手) | 勝敗 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1節 | ハカタネクスト福岡 | 70-0 | ○ | 完封大勝、ラン多め |
| 第2節 | チャレンジャーズ | 38-7 | ○ | 序盤リード、守備固め |
| 第3節 | エレコム神戸 | 44-23 | ○ | パスTD4、接戦も終盤突き放し |
| 第4節 | ヘルライオンズ | 51-7 | ○ | 大差、QB荒木主導 |
| 第5節 | シルバースター | 44-0 | ○ | 完封、RB立川2TD |
| 第6節 | 東京ガス | 42-3 | ○ | 守備完璧、ラン中心 |
| 準々決勝 | IBM BIG BLUE | 52-14 | ○ | ラン4TD・パス3TD、IN T3 |
- 強み: 攻撃の多角性(ラン60%・パス40%)とディフェンスのインターセプト力(リーグ3位)。RB立川玄明(総ランTD8超)やQB荒木優也(パス成功率75%超)の活躍が光る。弱点は後半の失点増加(第3節23点)だが、準々で克服。
- 総括: 得失点差+120と圧倒的。全国準々でIBMを封じ、勢い絶頂。
富士通 フロンティアーズ(X1 Super CENTRAL:4勝2敗、勝ち点12、総得点254・総失点177、得失点差+77)富士通は2敗(第2・第6節の僅差負け)ながらディビジョン2位・総合5位でプレーオフ進出。攻撃平均約42.3点と高水準で、パスオフェンスが武器(総パスヤード約1,800推定)。守備失点平均29.5点とやや緩いが、準々決勝ではパス5TDで42点奪取。
| 節 | 対戦相手 | スコア (富士通-相手) | 勝敗 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第1節 | 富士ゼロックス | 37-0 | ○ | 完封、パスTD3 |
| 第2節 | リクシル | 28-29 | ● | 僅差敗、終盤逆転食らう |
| 第3節 | シルバースター | 36-10 | ○ | 大差、ラン優位 |
| 第4節 | ハカタネクスト福岡 | 62-7 | ○ | 大勝、パスTD4 |
| 第5節 | IBM | 59-10 | ○ | 圧倒、総攻撃 |
| 第6節 | チャレンジャーズ | 32-34 | ● | 僅差敗、守備崩れ |
| 準々決勝 | ノジマ相模原 | 42-28 | ○ | パス5TD、逆転勝利 |
- 強み: パス攻撃の精度(QB高木翼、成功率85%超)とWR陣の爆発力(グラント・サマジー総TD10超)。敗戦は上位相手の僅差で、粘り強さあり。弱点はラン守備の脆さ(第6節34失点)とターンオーバー多め(リーグ4位)。
- 総括: 得失点差+77と優秀だが、2敗が示す決定力不足。準々でノジマをパスで下し、調整完了か。
成績分析と結果予想
- 攻撃比較: パナソニックのバランス攻撃(総得289点)が富士通のパス特化(254点)を上回る。富士通のQB高木は準々で274ヤード5TDと脅威だが、パナソニックのセカンダリー(IN T3実績)がパスを封じ込めそう。ランではパナソニックの立川が優位(準々72ヤード2TD)。
- 守備比較: パナソニック失点169点 vs 富士通177点と拮抗。パナソニックのDL(ディフェンシブライン)が富士通のランを抑え(準々190ヤード許すがTD0)、富士通のLBがパナソニックのRBを止めるかが鍵。両者準々で大差勝利も、パナソニックのIN T力がアドバンテージ。
- その他要因:
- 経験・調整: パナソニックは昨年日本一の経験豊富で、無敗の自信。富士通は5位からの勝ち上がりでモメンタムありだが、2敗のトラウマが懸念。大阪開催がパナソニックのホーム寄り。
- 選手ポイント: パナソニックの荒木(パスTD5超)・立川 vs 富士通の高木(パスTD15超)・グラント。雨予報なし(12月中旬)で、パス戦が本格化もパナソニックの守備が有利。
- 過去対戦: 2025年は初顔合わせ。直近(2023年準決勝)でパナソニック勝利の歴史あり。
パナソニック インパルスの勝利を予想します。スコアは31-24程度の7点差でパナソニックが上回るでしょう。無敗の総合力と守備の安定が富士通のパスを凌駕し、後半に突き放す展開に。接戦必至で、富士通の逆転劇もあり得ますが、パナソニックの連覇へ一歩前進の好ゲーム! ライブ配信はXリーグ公式アプリなどで。社会人日本一争い、熱戦を期待!