松山英樹の最新ニュース:ヒーローワールドチャレンジでプレーオフ勝利
2025年12月7日(現地時間)、バハマのアルバニーGC(パー72、7449ヤード)で開催されたタイガー・ウッズ主催の慈善大会「ヒーローワールドチャレンジ」最終日で、松山英樹(33歳、LEXUS所属)が通算22アンダー266ストロークでアレックス・ノレン(スウェーデン)と並び、プレーオフ1ホール目でバーディーを決めて逆転勝利を収めました。これにより、2016年以来9年ぶり2度目の同大会優勝を果たし、2025年シーズンを初戦勝利(1月のザ・セントリー)と「最終戦」勝利で飾る完璧な締めくくりとなりました。出場20人のエリートフィールド(世界ランキング上位者中心)で、松山は今季2勝目を挙げ、世界ランキングを17位に浮上させました。
詳細:試合の展開とハイライト
- 最終ラウンドのスコア: ボギーフリーの8アンダー64(前半31、後半33)。首位セップ・ストラカ(オーストリア)と3打差の3位からスタートし、前半で5バーディーを奪取。10番パー4では残り116ヤードから第2打を直接カップインするホールアウト・イーグルを決め、一気にトップに並びました。13番パー4では30フィートのロングバーディーパットを沈め、2打リードを築きましたが、後半のパー5を活かせず、ノレンの猛追を許し、通算22アンダーで並走。18番でノレンが18フィートのバーディーパットを決め、プレーオフに突入。
- プレーオフの決着: 18番パー4を再使用。松山は3Wでフェアウェイを捉え、9番アイアンで166ヤードをピンそば80cm(約2.6フィート)に寄せ、冷静にバーディーパットを沈めました。一方、ノレンはバーディーチャンスを逃し、パー。松山は「距離がピッタリで、右にミスしがちだった18番を狙い撃ち。完璧だった」と振り返りました。
- タイガー・ウッズの激励: スタート前にウッズから「10アンダー出してこい」と声をかけられ、モチベーションを高めたと明言。松山は黄色のサンデーシャツを着用(2024年ジェネシス優勝時と同じ)し、「タイガーは憧れの人。優勝できて嬉しい」と喜びを語りました。ウッズから3度目のトロフィーを受け取り、感慨深げでした。
- 賞金と影響: 優勝賞金100万ドル(約1億5527万円)。2025年総獲得賞金は12億円超に達し、PGAツアー通算勝利数は非公式ながら21勝目。シーズンを通じて苦闘した松山ですが、「確実にステップアップしている」と自信を深めました。
この勝利は、松山のアイアン精度とメンタルタフネスを象徴。低スコアの乱戦を制したプレーは、PGAツアー史上6回目のプレーオフ勝利(勝率100%)を更新する快挙です。
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今後の予定
松山はオフシーズンを活用し、来季に向けた調整を進めます。2025年はPGAツアー11勝を維持しつつ、2026年はメジャー4大会での活躍が期待されます。主な予定は以下の通り:
- 2026年1月: ザ・セントリー(ハワイ・カパルア)。今季初戦勝利の舞台で連覇を狙う。松山は「リベンジと期待に応えたい」と意欲。
- 2026年4月: マスターズ(オーガスタ・ナショナル)。2021年覇者として、2度目の緑ジャケット獲得へ。オフにアイアンとパッティングを強化予定。
- その他: プレーオフシリーズ(8月頃のフェデックスカップ争い)への巻き返し。国内では日本オープンや日本プロゴルフ選手権の出場も視野。オフは家族時間とトレーニングを優先し、来春の飛躍を誓っています。
この優勝で松山は「2025年を最高の形で終えられた」と満足げ。次戦でのさらなる活躍が楽しみです。
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