最近、JNNが携帯電話の世論調査も含めたら、内閣支持率が5%も先月から上がった、ということがありました。
さらに、ネットでの調査では、SNS、ネット世代が内閣支持率が高いことも明らかになっています。
その状況を朝日のネット記事が分析していました。その文章を考察しました。
SNSネット情報世代の若者の内閣支持率の高さ
朝日新聞の世論調査で、ネットニュースやSNSを参考にする人ほど内閣支持率が高く、新聞を参考にする人は支持率が、ということがはっきりわかりました。
ネットで情報を得ているものからしたら、まさに言うまでもない事実を、最近朝日新聞が考察しております。
なぜ、参考にするメディアによって、違いが出るのか、まずは朝日新聞の専門家との考察を見て見ましょう。
SNSネット情報世代の若者とテレビ新聞世代の高齢者
今年6月、麻生太郎・副総理兼財務相が「新聞を読まない人は全部自民党支持である」と発言しました。
これを朝日新聞は問題視したようです。
朝日新聞は7月14、15日に世論調査を実施しました。
(1)新聞(2)テレビ(3)インターネットのニュースサイト(4)ツイッターやフェイスブックなどのSNS
テレビ(44%)、インターネットのニュースサイト(26%)、新聞(24%)、SNS(4%)という順番でした。
年齢別にみると、18~29歳と30代の回答者で、インターネットのニュースサイトで参考にする、と答えたのが最も多いという結果でした。
40代以上はいずれも「テレビ」が最多でした。
そして、年齢層が上がるほど「新聞」の割合が増え、「ネット」や「SNS」の割合が減っていました。
この調査で、すでに、世代間の情報入手での相違が明らかにされました。
SNSネット情報世代の若者の内閣支持率の高い現状について
全体の内閣支持率は、38%で、不支持率が43%だったとのことです。
(これは最近のJNNの51%とも乖離している非常に疑問的な結果ですが、それはここでは触れません。)
その中で、SNSやネットを参考にすると答えた人の支持率は40%を超え、全体の値より高めだったという結果が出ました。
要するに、テレビ新聞を情報源にする層ではやや自民党支持率が低い、といった結果です。
これは他の調査とも同じです。理由は後で述べます。
SNSネット情報世代の若者の内閣支持率が高い理由
では、朝日新聞の考察、SNSネット情報世代の若者の内閣支持率が高く、テレビ新聞世代の高齢者に低い理由をどう考えたのか見て見ましょう。
すなわち、新聞を参考にする人は、情報を取ることにコストをかけている人です。つまり社会や政治のことを、お金を払ってでも知りたいという積極的な意識を持っていて、一方、SNSは、情報を得るためのコストは低い。社会や政治への意識、関心が高いとは言えず、受動的になりがちである、という理論です。
この分析の是非はここではいたしません。
内閣支持率がテレビ新聞世代の高齢者に低い理由
年齢の分断とメディアについて、参考にするメディアとして、ネットやSNSと答えた人は若者が多く、新聞と答えた人は中高年層に多いことは、世論調査から分かっています。
そして、内閣支持率は「18~29歳」や「30代」の人は比較的高く、「50代」「60代」と年齢が高くなると支持率が低くなる傾向があります。
内閣支持率が高めの層と、ネットやSNSを参考にする層が、どちらも若年層であることは明らかです。
そして、内閣支持率が低めの層と、新聞を参考にする層は、どちらも中高年層が多いのです。
弱年齢層は、ネットで新聞、テレビの情報も含めたより多くの情報を得ていて、その上で内閣を支持しているのが現状でしょう。
朝日の出典
https://www.asahi.com/articles/ASLBD41V2LBDUZPS005.html
まとめ
SNS・ネットで情報入手の人の方が、内閣支持率が高い、という現状を分析した朝日のネット記事の考察です現実は、若者がメインのネット世代が豊富な情報で内閣を支持しています。