2017年のプロ野球日本シリーズ、福岡ソフトバンクホークス対横浜DeNAベイスターズは今週土曜日10月28日に福岡で開幕します。非常に楽しみな一戦です。
そして、10月26日までに売り出されたチケットもすぐさま完売しました。
現在、インターネットでは入場チケットの高値転売が問題となっとります。そして、この事態に対して、日本プロ野球から転売についての声明が出されましたので、そのまとめと考察をしました。
日本シリーズチケットの転売について
日本プロ野球機構NPB(一般社団法人日本野球機構)からの声明を要約すると以下のようになります。
NPBが主催する、もしくは開催運営する試合やイベントにおけるチケット等の転売については、チケットや権利の転売、譲渡を禁止しています。
転売、譲渡されたチケットや権利は無効です。
そのチケットで、球場・会場へ入場はできません。
オールスターゲーム、日本シリーズ等では主催者(NPB)の許可なく、特定の関係を有しない第三者に対して入場券を転売する行為は、試合観戦契約約款に違反しています。
転売目的で購入されたチケットは無効とします。転売されたチケットによる入場は拒否しますのでご注意ください。
何人も第三者に対し、主催者の許可を得ることなく、入場券を転売(インターネットオークションを通じての転売を含む)その他の方法で取得させてはならない。但し、家族、友人、取引先、その他これらに類する特定の関係に基づき、営利を目的とせず、かつ、業として行われない場合については、この限りでない。
詳細は以下のサイトからご確認ください。
http://npb.jp/npb/ticket_resale.html
日本シリーズチケットの転売への声明への考察
このような声明の背景には、日本シリーズチケットが完売された直後から、チケット、もしくは、その予約番号を含んだ入場権利が、インターネットのチケット二次流通サイトにおいて高額で大量に出品されている、という現実があります。
NPB側からしたら、高騰した値段でチケットが転売されるような事態は好ましくありません。今後もこのように人気のチケットを高値で転売するためだけに購入する業者が増えることが想定されます。
また、チケット売買の際にチケットにも記載確認されている、試合観戦契約約款 第4条(転売等の禁止)にも違反しているということもあり、このような警告に至ったと思われます。
そして、両球団とそのスタジアム関係者にも当然同様な連絡と対応策をとることを要請したと思われます。
まとめ
現在、日本シリーズのチケットがインターネット上で非常に高額で転売されておりますが、この行為は、試合観戦契約約款 第4条(転売等の禁止)にも違反しており、そのチケットでの球場への入場は拒否すると日本プロ野球機構は声明を発表しました。