衆議院議員選挙が先日終わり、自民党と公明党を合わせた与党の総数が衆議院議員総数の3分の2を超える、という与党側の圧勝という結果となりました。この結果は、安倍内閣の政権運営への大きな追い風となりました。
しかし、日本の国会は2院制をとっており、もう一つの参議院での政党の割合も、各党に取って大きな意味を持っております。
ここで、現在の参議院の政党別議員数、与党、野党の議席数と比率を見てみましょう。
参議院政党別議席数について
参議院の議員総数は242人となっており、その最新の政党別議席数(2017年10月27日現在)は以下の通りとなっとります。
自由民主党 125人
民進党 49人
公明党 25人
共産党 14人
維新の会 11人
希望の会(生活、社民) 6人
無所属クラブ 4人
沖縄の風 2人
無所属など 6人
合計 242人
欠員 なし
2017衆議院選挙と2019参議院選挙での世代別政党支持率をまとめて分析しました。
衆議院選挙2017参議院2019の年代別支持政党率、18・19歳は自民支持で立憲民主は高齢層支持
20190722開票速報
参議院選挙2019開票速報、与党は過半数。1人区で自民22勝10敗
参議院選挙2019全議席確定、自民党公明党過半数越え、N国党比例当確、丸山議員に入党呼びかけ
参議院選挙2019全議席確定、自民党公明党過半数越えも改憲の3分の2を満たさず
参議院与党の議席数について
参議院の与党の議席数は、自民党125議席、公明党25議席、この2党を合わせて150議席となっております。
(注:日本のこころの代議士1名は自民党としております)
今回の議員の所属に関する情報の出典は 参議院のサイト、選挙区・比例代表別議員一覧、です。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/giin/hireiku/hireiku.htm
参議院野党の議席数について
参議院での野党の現時点での議席数についてですが、86議席です。
これは参議院総議席数の242議席から、与党の150議席、そして、無所属の6議席を引いた数です。
参議院与党の比率について
参議院議席総数242議席に対して与党議席が150議席なので、与党の比率は62%ということになります。
この数字は、過半数の121議席は超えていますが、3分の2の162議席には届いておりません。
この3分の2は憲法改正議論で鍵となる議員数ですが、野党と無所属の中にもこの憲法改正に賛成に回る党と議員が存在するので、現在のところ彼らを含めると憲法改正に前向きな参議院議員数は3分の2を超えていると言われております。
安倍首相は憲法改正への意欲を今まで幾度か表明してきたので、今後の政権運営の状況や対外的な問題、国内の問題とその優先順位を吟味しつつ、憲法改正に実際に踏み出すタイミングを見計らってくると思われます。
まとめ
参議院の議員総数は242人となっており、その最新の政党別議席数を示しました。与党は150議席で過半数を超えており、憲法改正に前向きな議員総数は3分の2を超えております。衆議院選挙を終えて野党はそちらでは3分の2を超えており、今後の憲法改正についての国会での議論が注目されております。
<追記 最新関連情報>
2019年の参議院選挙の日程が7月21日に確定しました。衆参同時選挙は見送られました。
参議院選挙2019は7月21日確定。定数、比例代表制と選挙区制について